2021年に新潟県三条市上須頃で開学した三条市立大学(アハメド・シャハリアル学長)は、2027年度入学者選抜から、学校推薦型選抜に新たに「県内推薦」を増設する。これまでの「市内推薦」と「工業系推薦」に加え、県内全域に推薦枠を広げ、地域に根差しながら多様な価値創出を担う人材の育成をいっそう進める。
県内高校などから増設の要望に応えて
同大学の学校推薦型選抜では、これまで三条市内の高校に在籍、または三条市内に在住する高校生を対象とした「市内推薦」と、工業高校などで学ぶ高校生を対象とした「工業系推薦」を実施してきた。
一方で開学以降、新潟県内の高校などから、学校推薦型選抜の県内枠増設を求める声が多く寄せられていた。27年度からは、新たな学びの領域としてデジタル・グリーン分野の拡張を予定しており、これまで以上に多様な価値観や視点の融合が求められることから、「県内推薦」の増設を決めた。
県内在住者や県内高校生が対象
対象は、新潟県内に所在する高校か中等教育学校を27年3月31日までに卒業見込みの人。あわせて県外の高校か中等教育学校を同日までに卒業見込みの人でも、本人、配偶者、または1親等の親族のいずれかが26年4月1日から引き続き新潟県内に住民登録されている場合は対象となる。
同大学は、近年のものづくりの現場では専門分野の知識に加え、課題を発見し、新たな価値を創出できる人材が求められているとし、技術力と創造力を兼ね備えた「イノベーティブテクノロジスト」の育成を掲げている。
募集人員や出願資格など詳しくは、7月初旬に三条市立大学ホームページで公開予定の「令和9年度入学者選抜要項」で公表する。
