新潟県田上町川船河の「山café 一歩(やまカフェいっぽ)」(木村一馬オーナー)が、飲食店検索サイト「Restaurant Guru(レストラン・グルー)」から2026年の「Recommended(推奨)」認定を受けた。ことし4月には同サイトの「BEST CAFE(ベストカフェ)」の認定証が届いたばかり。11年かけて地元食材を生かした店づくりを続けてきた山あいのカフェに、再び高評価が届いた。
世界の飲食店情報を集めるRestaurant Guru
Restaurant Guruは、世界各地のレストランやカフェ、バーなどを探せる飲食店検索サイト。店舗の口コミやレビュー、評価、メニュー、写真、営業時間などをまとめ、旅行先や身近な地域で飲食店を選ぶための情報を提供している。
各地の受賞店を紹介する「award gallery」も公開しており、来店客の好意的なレビューや高い評価を得た店が「Recommended」や「Best restaurant」「Best pizza」など、地域や業態、料理ジャンルに応じた形で紹介されている。
山café 一歩に今回、届いたのは「Recommended」の認定証。オーナーの木村一馬さん(39)によると、Restaurant Guru側からは2026年上半期の認定として連絡があり、SNSやメディアでの告知も可能との説明を受けているという。
「Recommended」は一定以上の評価を得た店に贈られる認定。ことし下半期分として「BEST CAFE」の認定もあらためて届く見込みという。
「ベストカフェ」に続く認定
山café 一歩にはことし1月末、Restaurant Guruから「BEST CAFE」の受賞連絡があり、2月には賞状が届いた。賞状には店名ではなく「BEST CAFE in TAGAMI」と記し、木村さんは「店だけではなく、田上の名前を出したかった」と言う。
今回の「Recommended」は、それに続く認定となる。木村さんは「まさか連続で受賞できるとは思わなかった。本当にありがたい」と驚く。
Restaurant Guruの賞の細かな選定基準は公開情報だけでは確認しきれない部分もあるが、同サイトでは利用者のレビューや評価を重視して飲食店情報を掲載している。
木村さんも「この賞を取るために何か特別なことをしたわけではない。日々やってきたことが、口コミや評価につながったのだと思う」と受け止めている。
「オール田上」を目指した11年
山café 一歩は2015年に開業。看板メニューはワッフルだが、甘味だけでなく、食事メニューに力を入れてきた。
旬の野菜や田上産野菜を使ったパスタなど、地元食材を取り入れた料理を提供している。
木村さんが開業以来大切にしてきたのは、できるだけ田上の食材を使うことだ。
「地域の田上野菜とか、すべてオール田上にしようと思ってやってきた。まだ全然できていないけど、できる限りオール田上でやってきた結果が、こういう賞になったのかなと思う」
田上の山あいにある立地も店の魅力のひとつ。自然に囲まれた空間で、食事やワッフルを楽しめる店として、町内外から来店客を集めている。
北海道から「お祝いに行きたい」
前回の「BEST CAFE」受賞後は、来店客の反応にも変化があった。記事やSNSを見て訪れる人が増え、常連客からも「おめでとう」と声をかけられるようになった。
なかでも木村さんが印象に残っているのは、北海道から訪れる女性客。以前から山café 一歩のSNSを見て「ファンです」と連絡をくれていた。
昨年は山café 一歩を目的に来店。ことしも受賞を知り、「お祝いがてらに行きたい」と6月下旬にも再び北海道から訪れる予定という。
木村さんは「賞を取ると見方が変わるというか、場所はあまり関係なく来てもらえるんだなと感じる」と話す。
評価を下げないよう、変わらず続ける
相次ぐ認定は励みになる一方、木村さんは気を引き締める。「口コミがよくてこういうふうに受賞できたので、その評価を下げないように、期待を裏切らないように継続していくことが大事」。
11年目を迎えた山café 一歩。田上の野菜、自然、器、店の空気を大切にしてきた歩みが、海外発の飲食店検索サイトでも認定という形になった。木村さんは「やってきてよかった」と笑顔を見せ、これからも田上らしい食の時間を届けていく。山café 一歩の問い合わせは電話「0256-57-1008」、公式サイト「https://kimurakazuma0926.wixsite.com/yamacafeippo」
