元ニット用原糸染色加工の五泉管財(株)(資本金2000万円、新潟市中央区)は15日、新潟地裁より特別清算開始命令を受けた。負債は債権者約5名に対し約3億1000万円。
帝国データバンクの調べでは、同社は1904年5月創業、58年5月に法人改組されたニット原糸の染色加工業者。主に県外繊維商社を得意先として、原糸の染色のほか涼感加工(キシリトール配合)や肌に優しいタッチのスキンケア加工(シルクプロテイン配合)などの特殊染色も手がけていた。
それらの加工技術や長年にわたる営業実績にふさわしい受注基盤を形成し、91年5月期には年売上高約16億5600万円を計上していた。
しかし、海外からの安価な繊維製品流入により、得意先であるニット衣料品製造業者などの子算縮小などで業績は下降線をたどり、赤字決算を余儀なくされ債務超過に陥っていた。
取引金融機関等の指導の下でリスケジュールなどが行われたものの、2023年5月期の売上高は約4億2000万円にまで低下。その後も状況は改善せず金融債権者と債務整理手続きで合意し、26年1月5日付で現商号に変更のうえ、同日、株主総会の決議により解散していた。
なお同社の事業は別会社に譲渡され現在継続中。
