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竹あかりで田上の秋を彩る「たがみバンブーブー」12日開幕 約1,000個の「ひかりの実」と新ミュージアムで町歩きも

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新潟県田上町の竹林などを竹あかりで彩るアートイベント「たがみバンブーブー2026」が9月12日(土)に開幕する。5年目のことしは、「道の駅たがみ」からメイン会場のバンブーブー竹林へ向かう道中に約1,000個の「ひかりの実」を飾り、空き店舗を活用したミュージアムも初めて開設。竹林のアート鑑賞に町歩きや食、遊びを組み合わせ、10月12日(月・祝)までの1カ月間にわたり開かれる。9日夜には竹林会場が報道関係者に公開された。

メイン会場のたがみバンブーブー竹林
メイン会場のたがみバンブーブー竹林

主催は、たがみバンブーブー実行委員会(渡辺勇祐実行委員長)。町の特産であるタケノコを育む竹林を魅力発信に生かし、放置竹林や廃棄竹の問題解決につなげようと2022年に始まった。竹の切り出しから加工、設置まで地域の人たちが関わり、熊本県を拠点に全国や世界で活動する竹あかりを総合プロデュースする演出制作集団「CHIKAKEN(ちかけん)」をはじめアーティストと会場をつくっている。昨年は無料会場を含めて全体で合わせて約5万人が訪れた。

今年の有料会場は「たがみバンブーブー竹林」、豪農の館「椿寿荘」、新設の「TBBB たがみバンブーブーミュージアム」の3会場。道の駅たがみ、羽生田駅前のアート、徒歩ルートの「ひかりの実」は無料で楽しめる。湯田上温泉の宿泊施設や湯っ多里館も協力し、町内各所で竹あかりを迎える。

有料3会場と無料3会場、協力施設
有料3会場と無料3会場、協力施設

竹林に4組のアート 昼間はロープアスレチックも

主会場の竹林は、放置されていた竹林を整備して活用したもの。三城賢士さん、高橋匡太さん、HANSU FAMILY、岸本智也さんの4組が手がけるアートを配置し、竹林を巡りながらそれぞれの表現を楽しめる構成となっている。

三城さんはCHIKAKENの竹あかり演出家。竹の加工とあかりを組み合わせた作品を手がける。美術家の高橋さんは光や映像を使った作品、HANSU FAMILYはロープ遊具、プロジェクションディレクターの岸本さんは映像による演出に取り組む。

バンブーブー竹林

チケットは道の駅かオンラインで 無料バスも運行

会期中のライトアップは午後6時から8時半まで。道の駅たがみのみ午後10時まで。竹林の入場料は高校生以上が月〜木曜1,500円、金〜日曜と祝日はTBBBとの共通で2,000円。中学生以下は無料。名前に「竹」が付く人も、顔と名前を確認できる証明書の提示で竹林の入場が無料になる。

竹林のチケットはオンラインか道の駅たがみで購入する。オンラインは別に発券手数料がかかる。現地では販売しないため、先に購入してから会場へ向かう。椿寿荘は別料金で高校生以上1,000円、中学生以下無料。椿寿荘の現地窓口で現金で購入する。

料金、購入方法、駐車場
料金、購入方法、駐車場

無料の周遊シャトルバスは会期中毎日運行し、道の駅たがみ、竹林、椿寿荘を結ぶ。道の駅発は午後6時から8時半まで30分間隔。金〜日曜と祝日は、道の駅と竹林を直接結ぶ無料バスも運行する。

金〜日曜と祝日は竹林周辺の一般駐車場を利用できないため、道の駅たがみに駐車し、徒歩かバスで向かう。未就学児連れの家族や障害者手帳などを持つ人は優先駐車の対象となり、道の駅で事前に駐車許可証を申し込む。

無料シャトルバス
無料シャトルバス

JR信越本線の羽生田駅からは、竹林、道の駅とも徒歩10分前後。雨天も基本的に開催するが、荒天時は中止する場合がある。当日中の再入場は可能。

竹林のロープ遊具は、会期中の土、日曜と祝日に「日中ロープアスレチック」としても開放する。竹林の中を空中散歩するような体験ができ、夜のライトアップとは異なる楽しみ方ができる。

日中の開場時間は午前10時から午後3時まで。料金は高校生以上500円、小中学生300円、未就学児無料で、小学生以下は保護者の同伴が必要。竹林現地で現金払いとなる。駐車場は原ヶ崎運動広場の臨時駐車場を利用できるが、日中のシャトルバスは運行しない。

バンブーブー竹林

笑顔をともす「ひかりの実」が竹林への道しるべに

今年、特に力を入れているのが道の駅たがみから竹林へ向かう徒歩ルート。高橋さんの参加型アート「ひかりの実」を道中に展示し、歩く時間そのものを楽しんでもらう。

「ひかりの実」は、果実を保護するための紙袋を使った作品。子どもたちや地域の人が描いた笑顔が、内側からの光で浮かび上がる。ざっと1,000個を取り付けた。地域の協力を得て民家の木などにも飾り、点在するあかりを目印に竹林へと向かう。

徒歩ルートには羽生田駅前のアートもある。かつて竹林が広がり、タケノコが親しまれていた土地を使い、デザイナーの迫一成さんと空間デザイナーの小出真吾さんが作品を手がける。

マップ
マップ

道の駅たがみでは「ミニまきまき竹あんどん」の貸し出しも案内している。あんどんを持って歩く人の姿も風景の一部となり、竹林では来場者があんどんを置いてつくる体験型の展示も楽しめる。

ルート沿いには民家もあるため、敷地内への立ち入りや大声での会話を避け、夜道の段差や車の通行に気を付けて鑑賞するよう呼び掛けている。

旧大阪屋に新ミュージアム 田上中3年生が企画

竹林から徒歩約5分の旧大阪屋本店には、「TBBB たがみバンブーブーミュージアム」を新設した。田上中学校の3年生が中心となり、地域の食やアート、町を巡る楽しみを形にする。

生徒たちは、食を考えるグループによるオリジナルフード、アートを考えるグループによる体験型アート、地域活性化を考えるグループによるスタンプラリーなどを企画。作品を見るだけでなく、体験や町歩きにつながる会場にする。

バンブーブー竹林

あわせて廃材再生師の加治聖哉さんによる廃材アートと、写真の企画・編集に携わる小倉快子さんが田上の日常を切り取った写真も展示する。週末には地元の「わたご酒店」による角打ちも予定し、10月10日(土)には田上中の生徒による特別イベントも開く。

開館は金、土、日曜と祝日の午後6時から8時半まで。竹林の入場券で入館できる。所在地は田上町吉田新田丁324-1で、専用駐車場はない。

椿寿荘は庭園と竹あかり 道の駅では夜市

椿寿荘は、田上町の豪農・田巻家の離座敷として建てられた建物。全国の銘木を使った書院造りの建物と枯山水の庭園を、会期中は夜も楽しめる。三城賢士さんが竹あかりを手がけ、竹林とは違う建物や庭園との組み合わせを見せる。

夜間の開場は午後6時から8時半まで。入場には靴下の着用が必要で、専用駐車場を利用できる。竹林と椿寿荘の間は歩道がなく街灯も少ないため、移動には無料シャトルバスの利用を案内している。

バンブーブー竹林

道の駅たがみは、チケット販売と駐車場、バスの発着を担う拠点となる。会期中の金、土、日曜と祝日の指定日には、道の駅とTBBBで「バンブーナイトマーケット」を開催。県内の人気店や地元店などが出店し、田上の食材を使ったメニューも予定している。夜市は午後4時半から8時半までで、入場無料。

道の駅には高さ6メートルの竹製巨大ブランコもあり、夜はライトアップする。9月11日から10月12日までは午前9時半から午後8時半まで利用できる。雨天時は中止する場合がある。

10日は光のパレード 子どもたちの歌や太鼓も

一般公開に先立つ9月10日(木)には、オープニングイベント「光のパレード」を行う。事前申し込みの約300人が対象で、受け付けは終了している。

バンブーブー竹林

午後5時から道の駅たがみで受け付け、6時半に出発。参加者はミニまきまき竹あんどんを手に、「ひかりの実」や駅前アート、TBBBを経て約1.2キロを歩く。高橋匡太さんやパフォーマンスカンパニー「to R mansion」、護摩堂太鼓が参加し、竹林へと向かう。

午後7時に竹林へ到着し、7時半ごろまで点灯カウントダウンとパフォーマンスを行う。その後は午後9時まで自由にアートを鑑賞し、各自解散する。

田上小学校の子どもたちも、この日の催しに協力する。道の駅たがみで午後5時から6時まで行う開会式では、3、4年生約40人が竹の歌「ふしぎなあのこ」を披露する。

バンブーブー竹林

この曲は、昨年度の3年生、現在の4年生が総合的な学習の時間「田上学」で取り組んだ「田上のステキ発見!竹&たけのこProject」の一つとして、同校卒業の音楽家・田澤葉月さんと一緒につくった。今年は田上の竹を調べている3年生も歌を引き継ぎ、4年生と一緒に歌う。当日は田澤さんが生伴奏する。

旧大阪屋本店の駐車場では、田上小の「田上甚句クラブ」の6年生約13人が太鼓演奏を披露する予定。学校の案内では午後5時から6時までの時間帯としており、歌と太鼓の詳しい出演時刻は未定。

翌11日(金)は町民限定の無料公開を行い、いよいよ12日(土)に開幕し、一般公開する。

会期翌日は竹林でテントサウナ

バンブーブー竹林

関連企画として、通常会期が終了した翌日の10月13日(火)には、竹林会場で「竹林 de ABiL」を開く。竹あかりの中でテントサウナに入り、水風呂や竹林での外気浴を楽しむ催しとなる。

時間は午後5時半から9時半までで、最終受け付けは8時半。料金は竹林入場料を含め4,000円で、事前予約が必要。支払いは当日現地で現金となる。水着、サンダル、タオルを持参し、会場には更衣用のテントを用意する。

また、定福寺では9月12日から10月12日まで、バンブーブーとのコラボ御朱印を用意する。午前10時から午後5時まで、見開きの志納金は1,000円。事前予約が必要で、問い合わせは定福寺(電話0256-57-2137)へ。

バンブーブー竹林

地域の手で制作 町外からの協力も

各会場の竹あかりを支えているのが、地域の人たちによる制作作業だ。今年もお盆明けから準備を進め、8月17日には鉄パイプで竹の内部の節を抜く「貫通式」を行った。

田上町商工会に集まって、竹に型紙を貼って模様に沿って穴を開けたり、竹の材料を曲げて球状の「竹まり」を組み立てたりする作業が進んでいた。加工した竹は仕上げを施し、LEDを取り付けて作品に組み上げる。

ことしは毎日30人以上が制作に参加し、8月27日は50人ほどが集まった。野球チームや郵便局、銀行、役場なども協力し、町外からの参加も受け入れていた。

バンブーブー竹林

繰り返し足を運ぶ人もいて、参加者からは「自分が好きなことを黙々とやれる」との声もあった。参加した野球チームの監督は、子どもたちは作業を覚えると次々に進められ、予定していた数より多くできていると話していた。

問い合わせは、たがみバンブーブー実行委員会(田上町商工会内、電話0256-57-2291)。受付時間は平日午前9時から午後5時まで。

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