新潟県田上町の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)で開かれている「たけのこまつり」で23日、地元の町立田上小学校(佐藤智昭校長)の3年生19人と4年生32人がタケノコをテーマにしたオリジナル曲「ふしぎなあのこ~田上のたけのこのうた~」を披露した。昨年、当時の3年生が地域学習のなかで地元田上町出身のシンガーソングライター田沢葉月さんと一緒につくった曲。4年生から3年生へ“歌い継ぐ”形で発表し、タケノコの購入を待つ買い物客にさわやかな声を届けた。
道の駅たがみは、30日までのたけのこまつりの期間中毎日、午前9時45分から朝掘り地元特産の新鮮タケノコの直売会を開いている。23日はその販売開始にあわせて販売を待つ約150人の客の前で歌を披露した。
田沢さんも加わり、キーボードで伴奏。子どもたちは所々にある振り付けもまじえて歌い、演奏が終わると大きな拍手でわいた。いつもなら販売開始にじれがちな客も笑顔で耳を傾けていた。
この曲を作ったのは今の4年生が3年生だったとき。昨年、地域学習でタケノコやタケについて学び、田上の名物行事に竹あかりイベント「たがみバンブーブー」などの地域活動ともかかわりながら、田沢さんと一緒につくった。
発表前には、タケノコを買い求めて並ぶ人たちに「どこから来たのか」「田上のタケノコを食べたことがあるか」などをインタビューした。学習のスタートに合わせ、教室の外に出て実際の来場者と触れ合う機会にもなった。
ことしの3年生もこれから総合学習でタケノコの学習をするにあたり、この曲を歌い継いでいきたいと考えた」と説明。道の駅たがみ側に相談したところ快諾を得て、買い物客の前での発表が実現した。
馬場駅長は「子どもたちがいるだけで雰囲気が良くなる。来てくださったお客さんにも田上の良さを感じてもらえたのではないか。いつもよりゆったり買い物を楽しんでもらえる空気があった」と目を細めた。
4年生は、「緊張したけど楽しかった」と笑顔。「3年生のころの思い出がぎゅっと詰まった曲」と話し、自分たちがつくった歌に今も愛着がある。
別の児童も「みんなと一緒に歌えてうれしかった」と話し、振り付けについては「覚えるのが難しい」と話しながらも、楽しそうに体を動かしていた。
田沢さんは今回の発表について「3年生はちょっと緊張していたけれど、4年生は自分たちの歌なんだという思いがすごくこもっていたと思う」。
3月には、昨年度の学習のまとめとして開かれた感謝の会でも子どもたちと一緒に歌ったといい、「また4月に歌うことができて私もとてもうれしい」と話した。
田沢さんは、この曲を今後も受け継いでいくことに期待する。「3年生がまたこれから歌って、毎年この歌を楽しみにする子どもたちが増えたら」。田上小学校の定番曲になることを願っている。




