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杉野良介三条信用金庫理事長のインタビュー(2001.4.21)

三条信用金庫は、明治33年(1900)に創業、翌34年(1901)に「三條成産信用組合」を設立。昭和26年(1951)に組織変更の許可を受け「三條信用金庫」と改称。国内では3番目に古い信用金庫で、店舗は地域に密着した“さんしん”として親しまれ、今では三条市をはじめ近隣の6市、5町村に27店舗を構えている。

100周年のロゴ

杉野良介理事長は昭和13年(1938)7月30日生まれの62歳。昭和37年(1962)3月入庫で、9代目理事長に就いて2期、6年になる。趣味はドライブ、登山、史跡めぐり、囲碁と幅広い。「100周年記念式典が無事に終わったら、自分で運転して青森県の丸山遺蹟跡に行ってみたいですね」と話す杉野理事長に記念式典の前日20日にインタビューした。記事と“QuickTime ムービー”で掲載する。

【インタビュー内容】

杉野良介理事長

100年の大きな節目に役割をいただき、幸せです。ただ、100周年の記念式典の準備を4、5年前から始めており、責任の重さを感じています。金融業界は波乱の真っただ中で、責任は重大。バブルがはじけてこの状況が10年も続くとは、誰もわからなかった。私どもも毎日が緊張の連続です。

1900年に創業し、20世紀100年がすべて当金庫の歴史。これから先の100年は想像できませんが、10年後、20 年後は高度情報化が金融サービスに影響してきます。また、少子高齢化で人口が減り需要も消費も減るでしょう。そうなれば、金融機関も今までのような数が必要でなくなる。大きな銀行も必死に生き残りをかけてきます。当金庫は、これまで以上に地域に密着したサービスを提供していかなければなりません。急速に発展しているITも今後の大きな課題になるでしょう。

私は職員に「21世紀は、明るいさんしんになれ」と言っています。「明るい」には3つの意味があり、一つは仕事の透明性を表した「経営の明るさ」、もう一つが、職員同士がコミュニケーションを作っていくため「明るい応対」、そして、最後は、自分の仕事に精通することを表した「仕事に明るくなれ」です。21世紀からこの3つの明るさを心がけて、職員一丸となって力を合わせてやっていくことが重要です。創業当時は、この地域の零細企業や一般の人々は銀行との取り引きができませんでした。当金庫は、人と人とのつながりを大切にし、地域の方々に支えられて100年たちました。当金庫は、しっかり生き残っていくという責任もあります。

【QuickTime ムービー】

これから100年の展望、課題

職員に求める3つの明るさ

■関連リンク

三条信用金庫の創立100周年記念式典・祝賀会(2001.4.21)

三条信用金庫本店で彫刻像除幕式(2001.4.24)

三条信用金庫ホームページ