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三条資料館が渡辺義雄氏コーナー展示替え(2001.7.13)

三条市歴史民俗産業資料館(羽賀吉昭館長)は、11日に名誉市民渡辺義雄氏(1907-2000)作品展示コーナーの展示替えを行い、渡辺氏がイタリアで撮影した珍しい人物写真5点を展示している。

展示替えした渡辺氏のコーナー

渡辺氏が1956年(昭31)、49歳のころイタリアで撮影した全紙サイズのモノクロ写真5点を展示している。この年、渡辺氏は世界平和協議会の日本・アジア連帯文化使節団写真家代表として参加し、ヨーロッパ、ロシア、中国、エジプトなどを歴訪。展示している写真はそのとき撮影された。同資料館は80点を超える渡辺氏の写真の寄贈を受けており、展示替えではその中からイタリアで人物を撮影した5点にしぼった。作品には撮影地の名札を添えてある。

ローマでバイクにまたがった男性がレンズに視線を向け、その男性に笑顔で話しかける女性。フィレンツェで屋外のら旋階段を下る男性の肩に手をかけ、スカートを膨らませて後を追う女性。フィレンツェの教会の結婚式。アッシジの丘の上を歩く修道女たち。サルデーニアで絹で包んだ荷を載せて歩く二人の女性。

これらが撮影された2年前、あの名作映画『ローマの休日』が日本で公開されている。渡辺氏もすでに鑑賞していた可能性が高く、映画に対する思い入れが渡辺氏の創作意欲をかき立てた、と想像して作品を見るのもおもしろい。

写真界初の文化功労者だった渡辺氏は“建築写真家”としてその名を知られただけに、渡辺氏としては珍しい人物写真だ。

一方で自身は“建築写真家”の肩書きを嫌ったという。「写真家に建築写真家も報道写真家もない。写真家がたまたま建築や報道写真を撮っているだけだ。」という言葉を残している。

同資料館では、10年近く前から渡辺氏のコーナーを開設していたが、ずっと同じ作品を展示したままだった。昨年11月に三条市で故渡辺義雄先生追悼写真展が開かれたこともあり、違った作品も見てもらえればとことしの春、初めて展示替えを行い、渡辺氏の代表作のひとつ、伊勢神宮のシリーズを展示した。今回はそれに次いで2度目の展示替え。

【関連リンク】

三条市歴史民俗産業資料館

三条市名誉市民・故渡辺義雄先生追悼写真展



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