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県理容組合三条支部が初のモデルウイッグ供養(2001.7.23)

新潟県理容生活衛生同業組合三条支部(阿部四男也支部長・147人)と同青年部(榎本泰典部長・38人)は23日、三条市井栗、真言宗智山派来迎寺(渡辺良俊住職)でモデルウィッグ供養を行った。

モデルウィッグは頭だけのマネキンのようなもの。理容師がヘアスタイルやカットの練習、トレーニングなど技術の向上のために使用し、一度カットしたモデルウィッグのほとんどがその役目を終える。

使用済みのモデルウィッグは各店で処分しているが、「立派に役目を果たしたあとは、ちゃんと供養してあげよう」と、青年部を主体に今回初めて組合として供養を行った。

来迎寺に持ち込まれたモデルウィッグは、スポーツ刈りのように短くカットされたもの、パーマをあててカールしてあるもの、オールバックにセットされたものなど130体。本堂の前ぶ机を設置し、その上に並べた。

渡辺住職が供養のお経を読み上げると、列席した15人の組合員が順番に焼香し、モデルウィッグに手を合わせた。30分ほどで供養を終えると、お札と一緒に箱に詰めて焼却場へ。20体ほど、三条市内の農家で使用する“かかし”として第二の人生を歩むモデルウィッグがあり、焼却分とは別にして箱に入れた。

また、今回の供養では1体100円供養料を徴収。集まった13000円の供養料は三条市の社会福祉協議会に寄付した。



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