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燕市の特別老人保健施設「福寿園」に初めて大道芸の慰問(2001.9.1)

燕商工会議所が2日、県央地域地場産業センターで開く第16回会員感謝&共済ご加入者の集いのアトラクションに出演する大道芸人が1日、燕入りし、本番より一足早く燕市の特別老人保健施設「福寿園」(後藤孝志園長)を慰問した。

ピエロの格好で一輪車を乗りこなすピピーさん

2日のアトラクションは大道芸人7人が出演するが、そのうちマジックやバルーンを自在に操るシンキロウさんと、ジャグリングを得意とする世界一小さなピエロのピピーさん、5つのボールジャグリングが見物のショーリンさんの3人が同施設を慰問した。

会場のホールには、入園者とデイサービスのお年寄り80人が見物。園内に大道芸の案内の告知していたので、大道芸の始まる1時間も前から会場に集まり始め、開演を待った。

まず、口ひげに黒いマントとシルクハットのシンキロウさんが登場。シンキロウさんは「お願いがあります。びっくりしたり驚いたら大きな拍手をください。それから、どうか冷たい目でみないでください。都合が悪いので横から見ないで下さい」と笑わせて“つかみはOK”。マジックのタネを明かすなど、コミュニケーションに力を入れた。

ショーリンさん(左)とシンキロウさん

“技”はもちろん一級品。スカーフや細長いバルーンを巧みに操ったり、おもちゃのハトを一瞬にして本物のハトに変えたりと、息もつかせなかった。

ピピーさんはピエロの格好で一輪車を乗りこなしたり、大きさが異なるボールのジャグリング、ロボットのパントマイムでシャボン玉。など、ハイレベルな動きに目を見張っていた。

ショーリンさんは、シンキロウさんから「まだ18歳で勉強中のショーリンです。一瞬芸なので見逃さないでください」と紹介され、赤くて丸い鼻に大きな靴のおなじみのピエロ姿で登場。5つのボールで華麗なジャグリングを見せた。

同園にはさまざまな慰問があるが、大道芸は初めて。次々に繰り広げられるユーモアあふれる“軽業”に、お年寄り笑ったり目を丸くしたりと、顔をしわくちゃにして喜び、拍手で感謝の気持ちを表していた。

燕商工会議所の大滝利弘産業振興課長は「会員感謝&共済ご加入者の集いは、例年、日帰り旅行などを企画していましたが21世紀を向かえ“笑いと感動のひととき”を企画し、富山県から大道芸人を招きました。きょうはみなさん喜んでいただけてうれしいですね」と、予定外の慰問のプレゼントができたことを喜んでいた



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