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コロナの「加藤登紀子コンサート」にファン1,200人(2001.9.18)

(株)コロナ(内田力社長・三条市東新保)は18日、県央地域地場産業振興センターで恒例のコロナスペシャルコンサートを開き、今回は「加藤登紀子コンサート」で、1,200人が円熟した加藤さんのステージを満喫した。

中央の一流ミュージシャンを招き、商業ベースでは成り立たないコンサートを三条市をはじめ県央地域や県内の音楽ファンに届けようと毎年、開いている。

加藤さんは、休憩をはさんで午後7時から9時過ぎまで、2時間余りにわたって歌とトークで来場者をたっぷりと楽しませた。

バックメンバーは3人で、ドラムはなく、アコースティックライブといった趣き。ピアノ、キーボード、ギターをはじめ、シャンソン、アフリカン、沖縄民謡といった曲調に併せてバイオリンや沖縄の三線(さんしん)、中国の胡弓(こきゅう)など次々と楽器を変え、しっとりした楽曲が中心ながら国境を超えたバリエーションで観客をとりこにした。

サイン会で緊張から顔も上げられないファン

先に死去した河島英吾さんの思い出や、加藤さんが生まれた旧満州・ハルビンのことなど、飾り気のないトークも加藤さんの魅力。「10人の男に出会うと5人くらい好きになる方で」「ふつうは男が女の面倒を見るんでしょうが、私はずいぶん男の世話を…」とつやっぽい話しで会場をわかせた。

コンサートのあと行ったサイン会には200人近くが列をつくった。大半が加藤さんと同世代の女性で「30年来のファンなんです」と目を潤ませる人もいれば、緊張からどもってまともに目も合わせられず顔を赤くする人もいて、憧れの人を目の前にして、それぞれが思い出の一夜を頭に焼き付けていた。

【関連リンク】

TOKIKO WORLD(加藤登紀子オフィシャルサイト)



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