三条商工会議所（渡辺勝利会頭）は、30日午後6時から餞心亭おゝ乃で前正副会頭、専務理事の感謝の集いを開き、出席した議員ら約100人はその労をねぎらった。

左から羽二生前会頭、宮原前副会頭、中條前副会頭、古沢前専務理事

ことしで任期を終えた羽二生良夫前会頭、宮原松雄、中條耕二の両前副会頭、古沢富雄専務理事の4人の尽力に感謝しようと開いた。金と白の背景、7色のライトで照らした華やかなステージで新しい正副会頭から前正副会頭、専務理事に花束を手渡した。

感謝状と花束の贈呈

渡辺会頭は「長い間、本当にありがとうございました。いろいろな形で委員会も新しく変わってきました。新潟鉄工の不祥事で100年に及ぶ企業の変化を感じた。歴史は激動の連鎖を繰り返しながら新しい挑戦につながっていくと思います。自分の知恵で立ち向かっていくしかない。新しい我々が変化に合わせて頑張ることを見守っていただきたい」とあいさつした。

羽二生良夫前会頭は「私ども4名は、在任期間はそれぞれ違いますが、バブル崩壊後に任務を与えられました。三条の景気の閉息感を打破するのも使命だと思いました。しかしながらここで考えてみますと、昨年末のIT不況、アメリカの同時多発テロで腰折れしてしまいました。当会議所は県下第2の会員数を誇ることができました。皆さま方のご協力に心から感謝申し上げます。我々が果たし得なかった商工業の発展を心から祈念し、一致結束していただきたいと思います」と会頭時代を振り返りながら、後任にエールを送った。

乾杯、そして祝宴

来賓を代表して高橋一夫三条市長は「長い間、商工業の発展のためにご尽力をいただいたことを厚くお礼申し上げます。宮原さんとは同業で、宮原さんが三条金物卸商協同組合の8代目の会長のとき、わたしは副会長でした。気配りの方で、スピーチされれば天下一品。中條さんは子どもの剣道や三条小学校のPTA会長、副会長という形でお付き合いさせていただいた。ここでも私は何も身に付けることができませんでした。古沢専務は昭和38年に三条に帰ってきたとき、すでに会議所で事務を一人で切り盛りした。前会頭の羽二生さんはお付き合いがあまりなかったのですが、ここではお話できませんが、今回の新旧交代劇はさすがと思っている。おそらく後々になって羽二生会頭は、いちばんすばらしい会頭と評価を得られると思います」と、一人ひとりにに対する思い出を語り、賛辞を贈って感謝の気持ちを表した。その後、乾杯、祝宴に移った。