田上町の大みそかの夜を除夜の鐘ならぬ“除夜の花火”で彩ろうと、田上町を中心に有志でつくる「除夜の花火を打ち上げる会」（茂野克司代表・5人）は、ことしも花火打ち上げの賛同者を募集している。

除夜の花火の申し込み書

昨年の除夜の花火

31日の午後10時から30分間、田上町田上、コメリハード＆グリーン田上店裏の田んぼと羽生田駅西側の2か所で打ち上げる。花火は4号玉1発8,000円以上の祝儀という形で受け付ける。田上町と加茂市には、打ち上げ者のメッセージを書いた花火の番付表を配布する。

メッセージは48文字以内で、結婚、出産、新築、改築などの祝いや事業所のPRなど。ことしは、羽生田小学校の児童のほとんど、有志がカンパして8,173円を集めるなど、子どもの参加もある。

15年前、有志が集まり「冬の花火は夏に比べ、空にチリが少なく、きれいに見えるのではないか。花火にメッセージをつけて、冬にみんなの思いを込めて打ち上げたらどうだろう」という声があがって始まった。

代表の茂野さんは「過去に一度、2000年問題のときに万が一のことがあるかもしれないと心配したことがありましたが、無事に打ち上げることができました。ことしはアメリカで起こった同時多発テロで多くの人が亡くなって縮小も考えましたが、こういうときにこそ何事もなく無事に過ごせたことに感謝の気持ちを持たなくてはならないと思い、準備を進めました」と話す。

打ち上げを希望する人は茂野さんのところに用意してある専用の申し込み用紙にメッセージを記入し、12月15日までに郵送かファクスで申し込む。電子メール（mailto: kamono-s@fisnet.or.jp）でも受け付ける。

花火代金は協栄信用組合西加茂支店、普通口座41900、「百八花火を打ち上げる会」に振り込む。田上町以外の人も申し込むことができる。問い合わせは(有)茂野タンス店内「除夜の花火を打ち上げる会」（電話0256-57-3610、ファクス0256-57-5222）へ。