26日午後5時ころ、三条市の住宅密集地で火事があり、火元の独り暮らしの老女の家が全焼、隣接する3軒の住宅が火災の熱で外壁を焦がすなどした。

原山さん方の住宅火災

三条市島田1、無職原山キミイさん（76）方から出火し、木造2階建瓦ぶき住宅、約66平方メートルを全焼した。原山さんは独り暮らしで出火当時、家にいたが、火災に気づいて避難し、無事だった。

この火災で、原山さん方に隣接する栗林さん、上村さん、田中さん方の住宅は一部、火が家の中に入ったり、外壁が焦げたり、窓ガラスにひびが入ったりした。

火の勢いが強く、住宅の裏から10メートルほど離れた道路まで火の粉が降り注いだ。周辺道路は交通規制に会社帰りのラッシュが重なって渋滞した。

放水は、建物正面と裏側から行い、午後5時55分ころ火は消えた。住宅は黒く焦げた柱を残すだけとなり、消防隊員はがれき同然になった家財道具を家の外に出し、残火処理していた。

周辺は密集した住宅街で、全焼が1軒ですんだのは不幸中の幸いだった。火災原因は三条署で調査中。