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三条の丸井今井邸、開邸式で新たな歩みを始める(2002.4.2)

丸井今井邸保存会(加藤昇会長)は、1日午前11時半から三条市本町3、丸井今井邸で開邸式を行い、絶好の青空の下、テープカットや感謝状の贈呈、茶話会などで華やかにオープンを祝い、新たな息吹を吹き込んだ。

丸井今井邸玄関前で行ったテープカット

丸井今井邸玄関前で行ったテープカット

同邸保存会の関係者、地元自治会、商店街の人たちなど50人が見守るなか、高橋一夫三条市長が丸井今井邸の玄関の柱に表札を掲げて始まり、玄関前に張った紅白のテープに加藤会長や高橋市長ら8人がはさみを入れた。

高橋市長は「丸井今井邸さんがいろいろな事情で売却されるというとき、市の厳しい財政ではどうすることもできませんでしたが、企業の方、市民の方の善意が集められました。今後、運営から管理まで市民がするのは市としても初めてのこと。第2、第3の今井邸ができてくれればと思います」とあいさつし、保存会の前身「丸井今井邸市民の集い」の五十嵐則子代表に感謝状を手渡した。

五十嵐さんは「きょう高橋市長さんが表札を掲げる背中を見て感無量の気持ちでいっぱいになりました。丸井今井邸がどうなるのかわからなかったころ、瓦組合の皆さんが雨漏りを止めてくださいました。それが突破口になりいろいろな人が、もてる力を、もてる時間内で黙々と作業してくださいました。無償で動いてくださった皆さんの活気の素晴らしさにほれぼれしました。本当に感謝申し上げます」と、逆に協力者に対し感謝の気持ちを述べた。

玄関前の柱に表札を掲げる高橋市長

玄関前の柱に表札を掲げる高橋市長

新たな歩みを始めた丸井今井邸

新たな歩みを始めた丸井今井邸

市民の集いから、三条・下田瓦組合や三条板金工業組合、三条電気工事協働組合など無償で援助した13団体に感謝状を贈呈。

祝辞で相田邦夫市議会議長は「保存運動の募金に中学生もいたと聞きました。若い人に郷土愛が育ったのは頼もしい限り」、渡辺勝利三条商工会議所会頭は「五十嵐さんはじめ皆さんの熱意が実現させました。また市民の皆さんが知恵を出し合ったことは三条の歴史の中でも快挙だと思います」と、運動を支え、実現した人たちをたたえた。

加藤会長は「1階と2階にある畳の部屋をいかに有効に活用するか、また、民間の人たちには会員になっていただき会費でまかなっていきたい。ただ保存されればいいというだけでなく未来に羽ばたく青少年に語り継いでいただきたいと思っております」と礼を述べて閉式。茶話会に移り、北海道の丸井今井デパートから届いたまんじゅう“唐まん”とともに茶を味わった。

丸井今井邸は、北海道のデパート「丸井今井」の礎を築いた今井藤七(1849-1925)の三条市の本家。売却の予定だったが、市民から歴史的建造物として保存しようという声が高まり、「丸井今井邸保存市民の集い」が発足、合計3,008口の善意を集めた。

保内緑化園芸協同組合が2日がかりで整地した邸の庭にはウメやツバキが花を咲かせ、開邸式前には三条市の山田流の関本飛泉さんと大野珠三能(しゅみのう)さんが琴を奏でるなど、丸井今井邸は新しい息吹が吹き込まれ、それまでにも増して強い鼓動を打ち始めた。

■関連リンク

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丸井今井邸保存会

丸井今井百貨店



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