ブドウ棚の下で房づくり体験とフルート演奏

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三条市井戸場、渡辺果樹園（渡辺康弘経営）は22日、同園で午前10時からブドウの一房オーナー房づくり体験、午後5時からブドウ棚の下でワインを味わいながらのフルートコンサートを行なった。

渡辺果樹園のイベントのフルートコンサート

ブドウの一房オーナーは毎年行っているイベント。形のよいブドウを作るため、今の時期に若い緑の粒を間引く作業を体験してもらい、自分で房づくりしたブドウのオーナーになる。

作業したブドウにはそれぞれオーナーの名札を付け、9月上旬の成熟期にはもぎ取りも体験する。収穫までの間は要望があれば、自分のブドウの生育状況を撮影した画像を電子メールに添付して届ける。

家族連れや若い女性同士で訪れた人が多く、40人ほどが房づくりを体験した。

房づくりのあとのフルートコンサートは昨年に続いて2回目。緑の房が空を隠すブドウ棚の下で約50人が地元フルート奏者の演奏を聴いた。

ワインを味わう参加者

「グリーンスリーブス」「川の流れのように」「となりのトトロ」など名曲、ポップス、アニメソングなどを一時間ほど演奏し、暮れゆく初夏の風情のなかで子どもたちも静かに聴き入っていた。

演奏に加えて、ことしは地元のワインアドバイザーのテイスティングで白とロゼのワインを用意。ほろ酔い気分でムードも満点、岩室村から訪れたの夫婦「緑のなかで、とてもいい気晴らしになりました。ワインもおいしい」と、日常を忘れて梅雨空をさわやかな気分で過ごしていた。

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