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spacer三条の近代作家三人展の締めくくりは源川雪展spacer(2002.6.26)

三条市歴史民俗産業資料館(羽賀吉昭館長)では、22日から7月21日まで同資料館で第III期源川雪(みながわ・ゆき)展を開いており、三条出身で長野県佐久地方で多くの風景画を残した近代洋画家、源川雪(1907〜85)の作品を展示している。

三条市歴史民俗産業資料館で開かれている源川雪展

三条市歴史民俗産業資料館で開かれている源川雪展

4月20日始まり、清水敦次郎、浅野正俊と続いた三条出身の近代作家三人展の最後を飾る3人目の作品展。前後期と分けて源川雪の31点を展示するもので、前期の7月7日まではうち20点を展示している。

源川雪

源川雪

源川雪は一之町(今の本町2)の素封家源川万吉の娘に生まれ、大正14年(1925)に三条高等女学校(今の三条東高校)を卒業、東京女子美術専門学校へ進んだ。病気で中退後、有島生馬に師事し、昭和8年(1933)、師の所属する一水会展に初出品、初入選し、さらに同展で29年(1954)にI賞、38年(1963)に一水会員優賞、58年(1983)に一水会委員となっている。

戦時中は13年間、長野県佐久地方に疎開して創作を続け、昭和35年(1960)ころ、有島門下とともに彗星会も結成。60年(1985)に76歳で横浜で没した。

前期の展示作品は2点が色紙の水彩のほかは、0号から80号までの油彩。佐久地方に取材したと思われる雪が積もる自然の風景が中心だ。

作品をクリックで拡大表示
「雪どけ」80号

「雪どけ」80号

「野草」30号

「野草」30号

構図にしろ技法にしろ、はっとさせられるような部分は、ほとんどない。自然と対峙するといった緊張感は皆無に等しく、自身の気配を消し、ありのままの自然の姿を受け入れる。

人物画でもその傾向は変わらない。作為的な描写をできる限り排除し、自然や神に対する畏敬を自身の手を介して具現化する、いわば神の言葉を伝えるシャーマンのような高い精神世界を感じさせる。

会期中は源川雪の作品を使った6枚組の手づくりポストカードを200円で販売している。午前9時から午後4時半まで、入館無料。月曜休館。問い合わせは同資料館へ(電話0256-33-4446)

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