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(財)県央地域地場産業振興センター(三条市長高橋一夫理事長)は、9日まで三条・燕地域リサーチコアで2002ユニバーサルデザイン展を開いており、人の能力や障害のレベルにかかわらず誰にも利用しやすいユニバーサルデザインの生活用品など60点を展示している。 ことしで3年目の企画展。三条・燕地域リサーチコアのデザインセンター職員がコーディネーターに相談し、富山県の高岡市デザイン・工芸センターと百貨店の中では早くからユニバーサルコーナー「ユニバーサルスクウェア」を展開している東京の(株)松屋の協力で、国内で手に入る商品を選定した。 ユニバーサルデザインが生かされるシチュエーションを提案しようと、キッチン、サニタリー、リビングダイニング、衣類など使用する目的別に分類して展示している。 今回、初めて展示した衣類関係では、アウトドア用品メーカー製の車いす用レインコートは、裾がフレアーになっており、ナイロン素材のレインコートを着て腰掛けても、えりが後へ引っ張られて首が苦しくなることを防ぐうえに、マジックテープでしぼりを入れるとスキーのポンチョのようにも使える。 白い陶器のカップは、指が自然になじむくぼみや突起がついて滑り止めになるエルゴノミクス風デザイン。数字ボタンが大きくて見やすい電話機、浴槽内の滑り止めになる柔らかいバスマットなど、幅広い層の支持を獲得するアイデアの結晶に見て、ふれて、素材や機能を確かめられる。 同展示会担当のデザインセンター職員は「実際に手にとり体験してもらうことで生活用品の変化を感じたり、企業関係者にはモノづくりで今後、必要な視点として参考にしていただければ」と話している。 また、展示の一部は松屋銀座本店で購入できる。毎日午前9時半から午後5時半まで、入場無料。 ■関連リンク |
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