三条市は、31日午前9時半から市役所で平成14年度三条市青少年海外派遣事業中国班出発あいさつ式を行い、8月3日から5日間の日程で出発する派遣団9人が高橋一夫市長らに出発のあいさつをした。

平成14年度三条市青少年海外派遣事業中国班出発あいさつ式

派遣団は、引率の渡辺英雄第四中学校校長を団長、内山トモ子第一中学校養護教諭を副団長に市内から応募のあった中学生7人の合わせて9人で編成する。

派遣生は、それぞれ自己紹介とともに中国で十分に楽しみたい、中国の文化を学びたいとあいさつ。代表して第三中学校1年佐藤盛次君が「参加の目的は3つあり、秦の始皇帝と兵馬俑を見ること、太極拳を学びたいこと、同年代の中国の友だちをつくり、中国語を教えてもらったり日本語を教えたりしたい。5日間を充実した旅にしたい」と話した。

高橋市長は「外国の人は自分の国の歴史を知っておりプライドをもっている。日本人は自国の歴史をあまり知らない。今回、歴史の古い中国のことを勉強してきて、帰ってきたら日本のことをさらに勉強してください。無事に行ってきてください」と成果に期待した。

さらに相田邦夫市議会議長は「今後の長い人生や進路にプラスになるような旅になるように祈念しています」、松永悦男市教育長は「目的を持たなければ何も残らない。何をしたいからどんな知識が必要かなどを考えて、目的を持って行ってきてください」と旅の安全を願い、アドバイスした。

派遣生に贈る中国と日本の国旗が描かれた記念バッジを高橋市長から代表の第四中学校岡田鮎美さんに手渡した。

一行は、三条市と友好都市の鄂州市で中学生100人が迎えてくれる交歓会に出席。交歓会で披露するために、中国語で歌う「幸せなら手を叩こう」や凧ばやしなどを練習し、折り鶴をつけたしおりを作った。ほかに西安や武漢も見学する。

三条市では毎年、中国と三条市の姉妹都市のカナダ・バーン市への青少年海外派遣事業を行なっている。中国は今回で11回目、カナダへはことし10月に行うと12回目。派遣生は次の通り。

【派遣生】藤田優（第一中学校・1年女子）、野水寛海（同・3年女子）佐藤盛司（第三中学校・1年男子）、山倉英一（第四中学校・1年男子）、岡田鮎美（同・3年女子）、五十嵐晴実（大崎中学校・3年女子）、菊池智慧（付属長岡中・1年女子）

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