蜘蛛野糸えもん笑店が山本光洋マイム・ライブ

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“笑い”をキーワードにライブやイベントを企画する田上町河船川甲、蜘蛛野糸えもん笑店は、開店10周年を記念して1日午後7時から加茂文化会館で「山本光洋マイム・ライブ」を行い、国内外で活躍する山本光洋さんのパントマイムをたん能してもらった。

蜘蛛野糸えもん笑店が開いた山本光洋マイム・ライブ

4、5歳の子どもからお年寄りまで幅広い層の約300人が来場。ジャズのBGMとともに山本さんはグレーのレインコートに黒いズボンをはいて登場した。

新聞を顔をにくっつけて、前に進んだり後ずさりしながら、さまざまな強さの“風”を表現。実際は吹いていないはずの風だが、台風のような強風を想像させる山本さんのリアルなマイムが会場をわかせた。

次々とマイムを披露する山本さん

ステージに置いた銀のトランクが山本さんの小道具箱。中からマイクを取り出して「今晩は。きょうはパントマイムを見たい人、興味がある人、チケットを無理矢理買わされた人、いろんな方がいらっしゃると思いますが最後まで楽しんでください」と、あいさつでも笑わせた。

綱引き、糸引き、客引きなど「引く」ことをキーワードにマイムを披露。あるはずのない綱引きの綱をこん身の力を込めて引いたり、思いっきり引っ張られていく様子を表現し、糸引きでは細い糸を綱引きの要領で引っ張った。

重量上げの選手にふんした山本さんは、顔をしかめて足を踏ん張ってふんばりバーベルを上げる様子を表現。観客は見えない相手やバーベルがいかにもそこに存在するように演技する山本さんに大きな拍手を贈った。

ほかにもステージの上を動き回り、何度もステージから降りて観客の目の前で演技するなどのサービス精神も旺盛で、スピード感のある展開で観客の目を釘付けにしていた。

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