三條信用組合（野上渉理事長・本店三条市興野3）は、9日午後6時半から県央地域地場産業振興センターで創立50周年記念講演会を開き、白鴎大学教授福岡政行氏を講師に「今後の政治と経済の動き」のテーマで540人が聴講した。

540人が聴講した三條信用組合創立50周年記念講演会

テレビ番組「ニュースステーション」や「TVタックル」でおなじみの福岡氏。9日午後も田中真紀子前外相が議員辞職したのに伴い、急きょテレビ出演や取材を受け、慌ただしいなかで会場入りした。

講師の福岡政行氏

濃いグレーのスーツに100円ショップで買ったと言う同系色のネクタイは、それとはわからない着こなし。テレビと同じようにソフトな口調で「ニュースステーションへの出演依頼もありましたが、録画をすませてきました」とその後、福岡氏がタクシーの車内でコメントする映像が流れた「ニュースステーション」のことから始めた。

田中前外相の議員辞職がきょうになったことについて、「日中国交回復30周年で、間もなく長岡の人たちが数百人、中国を訪問する。お盆すぎだと面倒になるので、その前にけじめをつけたかったんでしょう」と分析した。

「これから注目しているのは9月1日の長野県知事選。田中氏が大差をつけて勝てば、小泉さんも選挙をやってみたいと思うでしょう。解散したら国会議員を辞める覚悟」と、小泉首相に代わってその胸中を話した。

石原慎太郎氏の動きや、辻本清美、鈴木宗男と相次いだ辞職の話、さらに政治家の実名をあげて今後の政治の動向や中央の政治が迎える局面について持論を展開し、1時間半で終わった。

三條信用組合は昭和27年9月3日に川崎重吉氏により設立。50年の節目を迎えたことしは、記念事業としてこのあと8月31日にチャリティゴルフコンペ、9月8日に記念式典を行なう。

野上理事長は「50周年を迎えることで、新たな気持ちで再スタート。地域の発展と皆さんの幸福のためにがんばりますのでよろしくお願いいたします」とあいさつした。

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