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spacer伝統の河川工法、粗朶沈床(そだちんしょう)を小学生が体験spacer(2002.8.25)

分水町五千石、信濃川大河津資料館(五百川清館長)は、24日午後1時半から大河津分水公園せせらぎ水路で分水町や中之島町の小学生を招いて日本の伝統的な河川工法「粗朶沈床(そだちんしょう)」を体験してもらった。

粗朶沈床の説明を聞く子どもたち

粗朶沈床の説明を聞く子どもたち

中之島町立信条小学校の3年生以上の児童や参加を希望した分水町の小学生、保護者など40人近くが集まり、北陸粗朶業振興組合(志田長春組合長)の組合員ら6人が指導した。

五百川館長が「きょう来ていただいた方の中にはアジアで粗朶工法を指導してきた人もいらっしゃいます。皆さんが造った粗朶は実際に川に埋めて公園に来る人に見ていただきます」と話し、粗朶の説明ビデオを鑑賞したあと、せせらぎ水路で粗朶工法体験した。

材料運びから作業した

材料運びから作業した

粗朶工法は加茂市や下田村などの里山のクリ、ナラ、サクラ、クヌギなど、雪国の厳しい条件下で育つ柔軟性に富んだ枝を利用し、決められた長さ、高さに調節しながら組んだものを30キロほどの石をいくつも乗せて川に沈め、川底が不均等に掘られるのを防止する役目をする。

明治の初期にオランダから伝来し、その後、日本の伝統工法として利用されてきたがコンクリートが普及すると一時衰退した。近年、自然環境を考えた治水、利水に重点を置くようになり、自然素材を使った粗朶沈床が見直されている。

途中まで作った実物の5分の1ほどのミニチュアの粗朶を用意し、児童たちは組合員らの指導で軍手をはめて粗朶の材料になるサクラやナラの木の枝や15キロほどもある束ねた枝を運んだ

組合員が「実際に埋めるんだから頑張ってください」と話すと児童は真剣な表情で取り組み、「粗朶のことは聞いたことがなかったし、川の中にあるなんで全然わからなかった」。児童を引率した保護者も「知らなかった。勉強になりました」と話していた。

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