燕市内で住宅1棟全焼、1人やけど

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9日昼前、燕市内で火事があり、住宅1棟が全焼、1人が顔にやけどをした。

全焼した玉橋さん方

午前11時20分ころ、燕市桜町、自営業玉橋成さん(54)方の1階居間付近から出火。モルタル住宅2階建てトタン葺き約115平方メートルを全焼。玄関前にとめてあった乗用車2台も燃え、午後0時25分に火は消えた。

この火災で玉橋さんの妻ミツさん(52)は顔をやけどし、煙を吸い込むなどして三条総合病院に運ばれたが生命には別状はない。

玉橋さんは市内で焼き鳥店を経営しており、4人家族で出火当時はミツさんだけが家にいた。燕署では室内に干していた洗濯物が火災の原因ではないかとみて調査している。

現場は西燕体育館から200メートル余り西。燕市消防本部調べでは午前11時半に西北西の8.9ｍの強い風が吹いていたが、玉橋さん方は住宅地の端で隣りの家と敷地に余裕があって延焼はまぬがれた。

近所の人は「奥さんの“助けて！”という声がしたので外に出て、火事に気づいた」と話していた。