(株)まるよし（吉田行雄社長・三条市本町3）の民事再生手続き開始手続きで同社9店舗すべては9月から営業を停止していたが、そのトップを切って旧まるよし燕中央店が6日、営業譲渡を受けた(株)マルイ（清水辰男社長・本部見附市）によりマルイ中央店（荒木義秋店長）としてオープンした。

マルイ中央店として生まれ変わり、3か月ぶりににぎわいを取り戻した店内

午前10時にオープンした店内には、主婦を中心に次々と買い物客が訪れていた。自転車に乗って買い物に訪れた主婦は「まだ1日目だからよくわからないけれど、また便利になると思う」と、商品や陳列方法が変わり、消費者にとってどうかはこれからと話していた。

「まるよし」から「マルイ」に変わった看板

日中からレジに客が並び、出足順調なオープン初日

(株)マルイの燕市出店は燕小池店に続いて2店舗目。客の要望にこたえて「1日でも早くオープンを」のトップの判断で、先月25日開かれた(株)まるよしの債権者集会の直後から準備を始め、店内の作業は1日から急ピッチで進めた。

荒木店長は「お客様からの期待と注目度の高い燕中央店。マルイらしさの明るく、笑顔で、大きい声でを感じていただいて、従業員一人ひとりのファンになってもらえるよう頑張っていきます」と意気込んでいる。

営業時間は午前10時から午後10時まで、定休日は年4回。従業員は、社員、パート、アルバイト合わせて52人で、旧まるよしの従業員は全体の約7割。

旧まるよし荒町店、大崎店、塚野目店と加茂メリア店については営業譲渡と賃貸の清水商事(株)＝本部新潟市＝では年内オープンの予定。ほかの4店舗は、本成寺店で前向きな交渉が進んでいるだけで、本店、島田店、加茂五番町店については再開の見通しはまったく立っていない。

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