三条市と三条市教育委員会はことしも「春分の日」の21日、午前10時半から三条市厚生福祉会館で三条市成人式を行い、819人が出席。式典とアトラクションではたちの門出を祝った。

ことしも「春分の日」に行われた三条市成人式

対象の新成人は男495人、女505人の合わせて1,000人ちょうどで、うち男405人、女414人の819人がスーツや振り袖で出席した。

式辞で高橋一夫市長は、新潟県人は言われたことを言われたように一生懸命やる遺伝子はあるが、自分から進んで新しいことをやるということは欠けているように思うとして「それは本当にベストか、もっといい方法があるのではと常に考え、進んでいただきたい」。また、相田邦夫市議会議長は「それぞれの人生を切り開いていくことを期待します」と祝いのことばを贈った。

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成人のことばで新成人の鈴木千博さん＝三条市五明・本成寺中卒＝と駒形奈美子さん＝同東本成寺・本成寺中＝の二人は、前日に始まった米国のイラク攻撃、昨年から未解決のままの拉致問題にふれ、「はたちを迎えた私たちがこのような問題を解決していく中心となり、今まで守られる立場から、これからは守る立場に変わっていかなければなりません」と決意を述べた。

「驚くくらい静かだった」と関係者が話すほど、ことしは静かな成人式だった。そのとばっちりというわけか、式典後のお笑い芸人「はなわ」によるアトラクションも新成人がステージに目を向けてはいるものの、笑いは少なく静かなままだった。

それでも、式が終わると会場前の駐車場で久しぶりに顔を合わせた友人に目一杯の笑顔。開式前には雪がちらついたが、このころには晴れ間が広がり、振り袖の新成人は「写真、撮ろーっ！」と、あちこちで甲高い声が響き、思い出や近況にと、話は尽きなかった。

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平成14年度三条市成人式のスナップ

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