三条凧協会（早川喜志郎会長）は7、8の2日間、三条市・田島橋上流の五十嵐川右岸河川敷で三条凧（いか）合戦を行っており、初日7日は薄曇りで風が弱く、まず凧を揚げられるかどうかが勝負の分かれ目だった。

7、8の2日間、三条市・五十嵐川右岸河川敷で行われている三条凧合戦

町内や同業者などでつくる21の凧組が参加。合戦場をロープで仕切って上流側と下流側に分けて違う側の凧組と凧糸をからめて合戦し、2日間の合計得点を競っている。

午前中は風待ちで凧も芝の上で出番待ち

三条名物六角巻凧の販売も好評

女性だけの凧組、三条小町会も健闘

陣地は1日ごとに入れ替わり、初日7日は上流側が白組、下流側が赤組で対戦。しかし、凧を揚げる原動力の風が弱く、午前中はほとんど風待ちの状態。それでも午後からは少し風が強まり、三条名物の六角巻凧が次々と舞い上がった。

揚げ師は糸を繰り出したり、引いたり、揺すったりして巧みに凧を上下左右に操作して、敵の凧と凧糸をからめると「引けー！、糸引けっやー！」と、威勢のいい三条弁が飛び交った。

三条地域消防本部の毎正時の観測では、最高気温は午後3時の25.9度で夏日。汗ばむ陽気に露店のシャーベットやジュースは行列のできるにぎわい。凧の販売コーナーでは、合戦の出場はずっと先でも、自分も揚げてみたいと六角巻凧を買い求める子どもや、生まれた子どもの祝いにと子どもの名を入れた飾り凧を注文する人もいた。

翌8日は午前9時から午後4時まで合戦を行い、2日間の得点の合計で紅白それぞれの優勝と最高得点賞を決める。また、1日目の得点などを参考にして本部テントで投票する「紅白両組の優勝組当てクイズ」を行い、両組の優勝を当てた人には凧絵の色紙掛けをプレゼントする。7日の各凧組の得点は多い順で次の通り。

[白組]▲隆青会＝9点▲旭組＝5点▲謙信組＝5点▲まろみ会＝3点▲市役所凧倶楽部＝3点▲嵐南組＝3点▲三条小町会＝3点▲一ノ門清正組＝2点▲田島組＝1点▲清友会＝1点▲三龍会＝0点
[赤組]▲上町組＝10点▲東三条五月会＝6点▲凧の藤組＝4点▲三武会＝4点▲大町組景清＝4点▲三条越路組＝1点▲健青会＝1点▲西裏館風神組＝0点▲雷神組＝0点▲多摩凧連＝0点

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前夜祭凧パレードで三条凧合戦の幕開き告げる(2003.6.7)

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