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spacer三条市出身の川上さんがことしも故郷に軽自動車寄付spacer(2003.7.22)

三条市出身の会社役員川上栄二さん(76)=東京都北区=22日、三条市の介護福祉に役立ててほしいと、ことしも三条市に軽自動車1台を寄付した。

三条市役所玄関前で寄付した軽自動車を前に記念撮影する川上さんら

三条市役所玄関前で寄付した軽自動車を前に記念撮影する川上さんら

川上さんは平成10年から毎年、三条市に軽自動車を寄付しており今回で6台目。これまでと同じく100万円相当の白い軽自動車を寄付した。

軽自動車は、川上さんがかわいがっていた愛犬の名「さくら」と命名し、4号を欠番にしたので、今回は「さくら7号」。ドアの中央に「三条市」、下の方に「さくら7号」と金文字で書いてある。

1台目は特別養護老人ホーム長和園で利用しているほかは、市で管理し、高齢者の福祉活動に役立てている。

川上さんは奥さんや長女家族ら6人で午前11時に市役所を訪れ、市役所玄関前で「さくら7号」を前に記念撮影などをした。

川上さんは三条市島田の出身で、高校卒業後に上京し会社を経営、今は第一線を退いており、寄付は「ふるさとへの恩返しです」と話した。

昨年までは、自分で車を運転して夫婦で三条市を訪れたが、家族から「運転が心配。1人で行かせるわけにはいかない」と言われて家族で訪問した。

川上さんは「これが最後になるかもしれない」と冗談ぽく話しながらも、このあと長野県蓼科の別荘へ向かうと孫たちとの旅行を楽しみにしていた。