三条柔道倶楽部創立55周年

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三条柔道倶楽部（大竹惣一郎会長）は、同倶楽部創立55周年記念事業として8日、三条市槻の森運動公園に建立した記念碑の除幕式を行った。

三条柔道倶楽部が創立55周年で記念碑建立

記念碑は、縦横約2m、重さ約2.8tもある赤みがかった安田みかげ石で、正面からは2人が柔道の組み手をしているようにも見える。碑文は柔道の創始者、加納治五郎氏の座右の銘「精力善用　自他共栄」の字句を刻む。

三条柔道倶楽部が建立した記念碑

これを支える台座は幅350cm、奥行き180cm、高さ50cmもある大きな白みかげ石。そこに置いた2つの石の上に載る形だ。事業費は約300万円。

除幕式には来賓や同倶楽部役員、同倶楽部員の園児から小中学生ら約160人が出席。除幕は大竹会長はじめ杉野奎二顧問、熊倉収一三条市教育委員長ら来賓と市内の中学校柔道部代表や同倶楽部少年部代表など21人で記念碑にかけられた白布を引き、神事を行った。

碑文は、己のエネルギーを最大限に生かして善きことに務め、相手を敬い、自分だけでなく他人も共に栄える世の中をつくっていこうという意味。大竹会長は「考えられないような事件が毎日起き、教育がおかしくなっている。今の世の中に必要な言葉」と話した。

タイムカプセルも埋設

また、除幕式に続いて30年後に開けるタイムカプセルを記念碑のわきに埋めた。タイムカプセルは幅と奥行きが40cm、高さ1mのステンレス製で、子どもたちがそれぞれ将来の夢を書いた紙を中に入れた。

30年後には40歳前後になっている小学生たちは「げっ、お父さんより年上になってる！」と想像できない未来に思いをはせ、「イタリアに武者修行中」、「オレは相撲に転向している」、「自分の一生を書いた。将来は会社員」、「オリンピックに出ている」と、それぞれの夢を話しながらタイムカプセルに土をかけていた。