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spacer燕市長選に高橋前市長も再出馬を表明spacer(2003.11.28)

燕市の前市長、高橋甚一氏(67)=燕市仲町=は、再三の燕市長選挙への出馬要請を固辞してきた立場から一転、再出馬を決断し、28日午後5時から燕商工会議所で会見した。

再出馬を表明した前市長、高橋氏の会見

再出馬を表明した前市長、高橋氏の会見

高橋氏は出馬を決断するまでの経緯を説明。30日の告示が迫るなかで立候補者がなく、友人などから要請があり、ここ2、3日で出馬を真剣に考えた。合併問題はさておき、行政面でも自身の責任を考え、「市民の幸せのためにと決意をした」。

会見する前燕市長、高橋氏

会見する前燕市長、高橋氏

合併問題で辞職してから20日余りでの再出馬に市民の理解が得られるか、財政が厳しいなかで自分で難関を乗り切る努力をするべきかなどを自問。「本意を翻したようななかで、そういうものをはねのけても市民の幸せのために、私と(中野)助役というパートナーでやれると思う」と考えたと話した。再選されれば辞職の意向の中野助役に慰留を求める考え。

合併の取り組みについては「少し不本意」としながらも、政治生命をかけて訴えた三条方面との合併は、反対多数となった住民投票の結果を尊重。単独を避け、吉田町との合併を進め、それがスムーズに実現すれば分水方面なども含めた人口25万、30万と大きな合併を望むとした。

市長選にほかに候補者がいないことと出馬の決断の関係を問われると、「2日間、真剣に考え、きょう、決意した。その人が出るから、やめるからでなくて、私が考えて決意したこと」と答えた。