三条市スポーツ少年団所属の野球チーム、裏館スーパーキッズ（野島正幸団長・42団員）は、14日午前10時から裏館小学校体育館で同チーム創設5周年祝賀会を開き、5周年を祝うとともに3月に急逝した前団長を追悼した。

14日開かれた裏館スーパーキッズの創設5周年祝賀会で記念撮影

同少年団は、上林、三条、裏館の3小学校区の児童で構成し平成11年に創設。創設者でもあり、創設時からチームの団長を務めていた三条市旭町1、故長谷川正弥さん(当時47)が、ことし3月31日、練習試合を終えた夜に心筋梗塞（こうそく）で急逝した。

アトラクションの綱引き

亡くなる前日に「みんなで運動会をやりたい」と提案していた長谷川さんの遺志を継ぎ、スポーツをまじえた5周年記念祝賀会を開いたもので、小学3年生から6年生までの現役団員と創設時は6年生だった高校1年生までの卒団員、合わせて78人と保護者ら67人の計145人が参加した。

長谷川前団長に黙とうをささげて開会。団長代行を務めていた栗山正伸副団長から故長谷川前団長に感謝状を贈呈し、長谷川さんに代わってその父、正さんが受け取った。

正さんは「うちのせがれも喜んでおります。せがれのためにも、三条市のためにも、皆さん頑張ってください」と声を詰まらせて礼を述べた。

野島正幸新団長

この日、団長に就任した野島正幸団長は「引き受けた以上は一生懸命、頑張りますのでよろしくお願いします」とあいさつ。栗山芳和監督は、6年前の町内旅行で長谷川さんとともに野球チームをつくりたいと話したのがきっかけで始まった5年間の歩みを振り返り、「もっともっとスーパーキッズが活躍できるように、これからも父母の方の応援をお願いします」と求めた。

運動会をと話していた長谷川さんの遺志に沿ってアトラクションでは綱引きを行い、子ども同士、おなと同士で対戦し、汗を流して交流し、このあと懇親会も開いた。

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