「年の瀬」テーマに市民呈茶席、待合いで年越しそばも

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三条市を中心に茶道をたしなむ男性だけでつくる男子茶遊会（若穂囲明会長・12人）は21日、三条市丸井今井邸で第14回市民呈茶席を開き、参加した130人が年の瀬をテーマにした茶席を楽しんだ。

21日、「年の瀬」をテーマに開かれた第14回市民呈茶席

気軽に茶を楽しめる場をと年4回、市民呈茶席を開いており、ことしの締めくくりとなったこの日は「年の瀬」をテーマに趣向を凝らした。

ことしも無事に暮れるようにと茶掛けには「無事是吉祥」。茶は時季にちなんだ「深雪の白」、菓子は22日の冬至にちなんだ「かぼちゃあん」。道具組みでも年の瀬を演出した。

待合いでふるまった年越しそば

さらに順番を待つ待合でも、少し早めの年越しそばを一杯ずつふるまった。山形県山部町へそば打ちを習いに通う会員が、前日にひきたてのそば粉を取り寄せ、早朝から今井邸でそばを打った、ぜいたくな一品。

見附市から参加した女性は「思いもよらず、おいしい手打ちそばをいただいて驚きました。なかなか女性だけでは思いつきません」とユニークなアイデアと実行力に感心していた。

また、同会ではこのほど「男子茶遊会友の会」をつくり、会員には同会の茶会の案内をはがきで知らせる。会費は年300円。問い合わせや申し込みは、三条市横町1、きものギャラリーまつなが（電話：0256-32-0101）か、同東裏館2、茶道具野島園（電話：0256-33-1101）へ。

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