大みそか恒例の三条・歳の市、買い物客でにぎわう

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大みそかの31日、三条市はJR北三条駅西側の中央市場で恒例の歳末臨時市場、通称「歳の市（としのいち）」を開き、刺身や花など年末年始用の商品を求める買い物客でにぎわった。

大みそかの31日開かれた三条市の歳の市

午前6時から午後2時ころまで開き、魚や花を中心に、しめ縄、野菜、豆腐などの年越し用の食材や正月用品を販売する34店が並んだ。

夜が明けきらない薄暗いころから訪れる客もあったが、関係者の話では「出足は少し遅いようだ」。それでも青空が見えた午前9時すぎには車で訪れる家族連れも目立ち、客の数に比例して店主の「買ってって～！まけるよ！」の呼び込みの声も大きくなっていた。

鮮魚を扱う店には、ブリ、タコ、タイ、カニ、新巻鮭などが並んだ。店主の話では昨年より値段は安めとか。「残したくねんだて、みんなもってけ！。これ、おまけね」と年内に売り切ろうとラストスパートをかけていた。

マツやユズリハ、花を販売する店も「ナンテンもつけるよ」と、おまけでサービス。なじみ客には「また、来年もよろしくね」と、歳の市ならではのあいさつもあちこちで聞こえていた。