28日、三条市内で立て続けに3件の枯れ草火災

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(2004.3.28)

青空が広がって乾燥注意報が発表された28日、三条市内では午後から枯れ草が燃える火災が立て続けに3件も発生した。

三条市下須頃地内、信濃川左岸河川敷の火災現場

三条地域消防本部に入った最初の119番通報は午後2時1分。田島橋下流で五十嵐川をはさんで三条商業高等学校の対岸、三条市曲渕2地内の河川敷で、枯れ草約2700平方メートルが燃えた。2時22分に火は消えたが、原因はわかっていない。

三条市曲渕2地内、五十嵐川左岸河川敷の火災現場

次の通報は鎮火から40分後の3時4分。柳沢地内の柳沢団地のいちばん奥、宅地造成中の空き地で枯れ草など約180平方メートルが燃え、3時20分に火は消えた。たき火の不始末が原因。住宅に被害はなかった。

3件目は4時57分の通報。三条市下須頃地内、信濃川左岸の土手の斜面で、信濃川にかかるJR弥彦線鉄橋付近で土手の両側の枯れ草約2550平方メートルを焼き、5時4分に火は消えた。ごみを燃やした跡があったことから、残り火が燃え広がったとみられる。

散所打ち柳沢地内の火災現場

三条地域消防本部管内では、今春になって枯れ草火災で本格的な放水を行ったのはこれが初めて。連続3件の火災発生に同本部では、昨年から毎日行っている消防車両による防火広報を継続して注意を呼びかけていく。

また、三条署では春を迎えて山野への人の立ち入りが活発になることから、たばこの投げ捨てやたき火の不始末に注意するよう呼びかけている。