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中越地震による液状化現象で燕市内の住宅2棟が傾くspacer(2004.11.9)

10月23日に起きた新潟県中越地震で、燕市内では液状化現象によって住宅2棟が傾く被害があり、2世帯が転居を余儀なくさせられた。

燕市廿六木地内、中央の白っぽい家と左の茶色の家が液状化で傾いた

燕市廿六木地内、中央の白っぽい家と左の茶色の家が液状化で傾いた

住宅が傾いたのは、廿六木地内の隣接する2棟。いずれも道路側と反対の建物の奥側が数10cm沈んで傾いた。外観からわからないが、家の周囲の地盤が下がり、室内は床が波打ったり、台所では冷蔵庫が傾いたりしているという。

燕市によると、すでにこの2棟に住む2世帯は「不安で住めない」と転居した。家が傾かないまでも、付近ではブロック塀が崩れたところもある。

本震の最大震度は7で、燕市でも震度5強を観測した。ほかにも市内では液状化現象により、小池中学校では浄化槽設備が壊れた。そのため、仮設トイレ10基を用意したが、検査の結果、浄化槽にひび割れなどはなく、使用できることがわかり、これまで通りに校内のトイレを使い、毎日、汚水をためる槽のくみ取りを行っている。

浄化槽設備の復旧工事は、8日に工事業者の入札を行って間もなく着工、12月下旬に完了の予定。

また、8日午後は市役所本館庁舎を設計、管理した東京の設計事務所が庁舎を点検した。建設から40年余りたつ老朽化した本館には、あちこちに地震によるひび割れができた。

設計事務所は、目視で本館の柱や壁を調べ、「今の状態では、構造的に危険はない」と判断したが、1階の柱に入ったひびは早めに耐震診断を行う必要があるとした。

地震の中心的な被災地では、今なお避難所生活を強いられ、ライフラインもままならない。それと比べれば燕市内の被害ははるかに小さいとはいえ、依然として余震も続いており、まだしばらくは地震に対する警戒感を緩めることはできない。