26、27日と丸井今井邸で「クリヤマモケイさんの育てた雪割草苗鉢展示即売会」(2005.3.27)

丸井今井邸保存会は26、27の2日間、三条市丸井今井邸で「クリヤマモケイさんの育てた雪割草苗鉢展示即売会」を開き、三条市居島、クリヤマモケイの店主、栗山繁さん(80)が育てたユキワリソウを展示即売している。

26、27日と三条市丸井今井邸で開かれている「クリヤマモケイさんの育てた雪割草苗鉢展示即売会」で来場者にユキワリソウについて話す栗山さん(右)

今回で4回目となる毎年恒例の即売会。栗山さんは売り上げを全額、丸井今井邸保存会に寄付している。

ユキワリソウ科の多年草で、本州中部以北の高山に自生する。高さ10センチほどと小さく、山野草愛好者に人気の植物のひとつだ。

初日26日は500円から1万円台まで、大半が淡いピンクや紫のかれんな花を開いた約200鉢のユキワリソウを販売した。40ほど用意した500円の鉢は4、5鉢をまとめて買う人もあり、販売開始から間もなく売り切れた。

栗山さんに花の種類や育て方を教えてもらっていた年配の男性は、「挑戦してみます。だめだったらまた来年、来ます」と話し、ユキワリソウに顔を近づけて品定めを楽しんでいた。

栗山さんとユキワリソウの出会いは、20年ほど前。十数年前から交配を手掛け、種から発芽させる実生も行う。ユキワリソウはタネをまいてから花が咲くまで3年かかるとのこと。

栗山さんは「考えてもいないような花が咲き、楽しませてくれる。孫が生まれたようにうれしいものです」と目を細めている。27日も午前10時から午後2時まで開くが、売り切れたら終わる。

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