火事をぼやで消し止めた燕市の佐藤さんに燕市消防本部から感謝状(2005.9.1)

燕市消防本部（浜田輝男消防長）は1日、先に燕市東町地内の作業所で発生した火災を初期消火でぼやで消し止めた佐藤瑞紀さん(31）＝燕市東町・無職＝に感謝状を贈った。

浜田燕市消防長(左)から感謝状を受ける佐藤さん(右)

午前10時に佐藤さんが同本部を訪れ、浜田消防長が感謝状を読み上げて佐藤さんに手渡した。

佐藤さんは8月2日午後6時半ころ、自宅で隣りのプレス作業所から火が出ているのを発見。すぐに作業所に隣接する住宅に知らせに行ったが不在だったため、いったん自宅に戻ってバケツに水を入れ、作業所の燃えていた柱と動力配線に向かって水をかけて火を消して、119番通報した。

浜田署長は、佐藤さんの迅速で果敢な行動が火災をぼやで終わらせたとして、「勇気ある活動に対して敬意を表し、心から感謝します」と話した。

佐藤さんは、「最初は怖かったが、燃え移っては大変と思った」、「そのときは必死だったので、感謝状をいただけるなんて、ありがたい」と恐縮していた。

燕市消防本部では、同本部の表彰規程に基づいて火災や救助の功績を表彰しており、今回の表彰は平成14年10月の同市白山町地内の火災での表彰以来、3年ぶり。