節目の第10回金属研磨仕上げ技能競技会、11日まで参加者募集(2005.11.9)

日本金属研磨仕上げ技能士会と燕研磨工業会は、研磨職人の技を競う第10回金属研磨仕上げ技能競技会を開くので11日まで参加者を募集している。

第10金属研磨仕上げ技能競技会の課題のペン立て

課題に研磨技術を施し、提出してもらって審査する。これまでマグカップや花台を課題にしたが、ことしの課題はペン立て。3本の高さの違うステンレスのパイプを立てて一列に溶接したもので、参加者は全体ををミラー仕上げした後、表の一部分につや消しのサテンデザインを施す。

鏡面のていどや平滑さ、デザインの寸法の正確さを測定器で計測、数十項目にわたってチェックし、100点満点からの減点方式で審査する。

課題は11日に配布し、24日までに事務局の燕商工会議所に提出する。29日に審査し、最優秀大賞の新潟県知事賞、最優秀賞の新潟県技能士会連合会会長賞、優秀賞の燕市長賞の各1点、記念賞の第10回記念賞とシンジケート賞の2点をはじめ、奨励賞3点、特別賞2点の入賞計10点を決め、12月9日に表彰式を行う。

研磨業界の技術向上とPRを目的に平成7年から毎年開いており、県央地域を中心に県外も含めて50人ほどの参加がある。ことし節目の10回目ということで第10回記念章を設け、さらに参加者全員にマグネシウム製の名刺入れの記念品に贈る。

参加費は3,000円で、参加資格は国内でバフ研磨業に携わっており、表彰式に参加できる人。申込みや問い合わせは、燕商工会議所（電話：0256-63-4119）産業振興課へ。