三条市中学校音楽祭に新三条市9中学校すべてが参加、琵琶演奏にもふれる(2005.11.9)

三条市教育委員会と三条市中学校教育研究協議会は、9日午後1時半から三条市中央公民館で平成17年度三条市中学校音楽祭を開き、市内9中学校すべてから生徒約330人が参加し、合唱を披露した。

9日開かれた平成17年度三条市中学校音楽祭

旧三条市で毎年、開いていた音楽祭を引き継いだもので、合併後は今回が初めて。三条地区の7校と栄、下田地区の1校ずつの計9校がそろい、クラス単位で各校から生徒40人前後が参加した。

阿部妃水さんの琵琶の特別演奏

音楽祭は、市内に住む阿部妃水さん(95)の琵琶の特別演奏で幕開き。学校ごとにステージで日ごろの練習の成果を披露、最後に全員で合唱したほか、今回初めて9校すべての音楽担当教諭10人も合唱2曲を披露した。

各学校とも文化祭で合唱コンクールを行うなどして音楽祭に出演するクラスを決めたこともあり、演奏は粒ぞろい。客席では他校の生徒の歌に真剣に聴き入り、澄んだハーモニーが終止符を打って静寂が戻るたびに大きな拍手を送っていた。

また、特別演奏では、強さともの悲しさを兼ね備える琵琶の音色と阿部さんの語りに聴き入った。「先生、琵琶すっげ、いかった！」と話す女子生徒もあり、音楽祭出演の思わぬごほうびに感激していた。