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加茂市出身の国立天文台・有本信雄教授が三条の子どもたちに宇宙の講演(2006.2.26)

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三条市教育委員会は、25日午後2時から三条市中央公民館で第1回科学ゼミナールを開き、中学生を中心に200人余りが参加して加茂市出身の有本信雄国立天文台教授から「すばる望遠鏡の見た宇宙−地球温暖化と惑星移住−」のテーマで講演を聴いた。

25日開かれた算用し教育委員会主催第1回科学ゼミナール

25日開かれた算用し教育委員会主催第1回科学ゼミナール

有本さんは県立三条高校を卒業、東北大学大学院理学研究科博士課程を修了。昭和55年から日本学術振興会奨励研究員として、東北大学、東京大学に勤務。その後、ヨーロッパの大学や天文台に勤務し、平成4年に帰国、東京大学大学院理学系研究科の助教授に就いた。

同13年から文科省・国立天文台教授に就任し、ハワイ観測所すばる望遠鏡を拠点に研究活動を行う。研究内容は、銀河の誕生と進化の理論的、観測的研究。同13年イギリス大使館で大和エイドリアン賞を受賞。

講師の加茂市出身、有本信雄国立天文台教授

講師の加茂市出身、有本信雄国立天文台教授

有本さんは、すばる望遠鏡で見た最新の宇宙の話や地球の温暖化と惑星移住について、すばる望遠鏡で撮影した銀河や惑星の写真をスクリーンに映して、わかりやすく話した。

すばる望遠鏡は標高4,200メートルのハワイ・マウナケア山頂にある。遠くの宇宙を探ったり、新しく生まれる星、宇宙の構造も調べており、観測する最も遠い銀河系は約130億光年のところにある。

ハワイには各国の同じような望遠鏡が十数台あり、大きなテーマは第二の地球を探すこと。有本さんは「5年から10年の間に発見されるはず。世界中が競って探している。第2の地球が1個でも見つかれば宇宙には無数にあること」と、調査の重要性を話した。

一方、足元では地球温暖化が始まっていると警鐘を鳴らした。温暖化が進むと、南極の棚氷が崩壊して南極大津波が発生、海面の上昇、水蒸気の増加などで加速度的に高温になり、早ければ200年、遅くても1000年で人類は地球に住めなくなるとの研究発表を紹介した。

「わたしは天文学者ですから、考え方を変えて」と、ほかの惑星への移住の可能性を話し、宮沢賢治が昭和初めに書いた『銀河鉄道の夜』もひもとき、「地球はわれわれの故郷。この地球を大事にしてなんとか住めるように、君たちが考えてほしい」と大きな夢を託して講演を締めくくった。

参加した中学生は、何億光年、第二の地球、惑星移住などアニメやSF映画で見聞きする言葉に興味津々。南極の氷が解けると海面が12メートル上昇して「弥彦山が島になります」という言葉から温暖化の影響を身近に感じていた。

科学ゼミナールを開いたのは今回が初め。国内では理数離れが進んでいるが、ものづくりの町、三条では科学教育は重要として、三条市の科学教育推進事業の一環として、三条市内の小学5年生以上と保護者を対象に開いた。

同事業では、学校単位での実現が難しい講演やカリキュラムにない体験的な学習を全市レベルで行っており、昨年は科学、化学、生物、物理の4つの教室「子ども科学教室」、2月12日にも体験学習「わくわく科学フェスティバル」も行っている。