29日、三条市の全市一斉ノーマイカーデーに44団体参加(2006.3.29)

マイカーを使わない通勤で排気ガスによる地球温暖化に関心をもっておらおうと三条市は29日、全市一斉ノーマイカーデーを行い、参加した市内44団体で働く人たちは、できるだけマイカーを使わずに通勤した。

三条市役所三条庁舎の職員駐車場で28日と29日に同じ場所から撮影

今回、参加したのは市の関係機関をはじめ、申し込みのあった民間企業や国、県の機関、学校など44事業所・団体。始めて行った昨年より16事業所・団体少なかったものの、参加予定者の合計は逆に50人多い915人だった。

横町2地内の市役所三条庁舎の職員駐車場は、前日28日は駐車スペースにほとんど空きがなかったが、29日は3分の1ほど空いていた。

効果を測定するため、この日と翌30日にいずれも通勤時間帯の午前7時からと午後5時から2時間ずつ、幹線道路7カ所で交通量の調査を行っている。参加団体からは実際に参加した人数と通勤距離の合計を提出してもらい、ノーマイカーデーによって削減された二酸化炭素の排出量を算出する。

この日は、強風で季節はずれのみぞれまで降る荒天に見舞われたため、担当の市生活環境課では、直前になって参加を取りやめた人もいるのではと心配しているが、個人の環境に対する意識の高まりが参加者増につながったとみている。

また、参加団体からは企業からは、3月は歩いて出勤するにはまだ寒く、天気が不安定なこともあり、「開催時期が変わればもっと参加者も増えるのでは」との声もあり、来年度は実施時期の変更も検討する考えだ。