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「夜回り先生」水谷修さん講師に三条市青少年健全育成市民大会(2006.7.14)

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三条市青少年育成市民会議などは12日、「子どもは地域の宝〜大人が変われば子どもも変わる」をテーマに平成18年度三条市青少年健全育成市民大会を開き、約1,500人の市民が訪れて「夜回り先生」こと元高校教師の水谷修さんの記念講演を聴いた。

12日開かれた平成18年度三条市青少年健全育成市民大会

12日開かれた平成18年度三条市青少年健全育成市民大会

会場には、制服の高校生や20代の若者、小中学生の親子など子どもから大人まで約1,500人で埋まった。水谷さんはテレビなどで見る姿と同じくダークなスーツで登壇。『「すべてのこどもたちへ」さらば哀しみの青春』をテーマに、「夜回り」を始めることになった経緯や、これまでに出会った子どもたちの話をしながら、会場を埋めた中学生や高校生、若者、教師や親などおとなたちにメッセージを送った。

講演する水谷さん

講演する水谷さん

子どもたちには夜の世界の怖さなどを伝えた。さらに、「子どもというのは不完全な存在だから子ども」と言い、多くの親や先生は不完全な子どもの過去や今に目くじらを立てて追いつめていませんかと問いかけ、子どもたちを「いいんだよ」と抱きしめる教育やゆとりを持って欲しい、それだけで多くの子どもは救われる。「子育てや教育は今じゃない、勝負はその子どもの20年後、30年後なんじゃないですか」と投げかけた。

水谷さんはソフトな口調で笑いもまじえながらも話したが、子どもたちにせまる暴力団、援助交際、シンナー、ドラッグ、リストカットなどの胸が痛くなるようなことば、実際にそういうことで苦しんだ子どもたちの話などに、ハンカチで涙をふく人も多かった。

講演後、高校3年生の女子生徒は「リアルで、とても心に響いた」、男子生徒は「声が優しかった。テレビで見て知っている話もあったけど、生で会えてよかった」と話していた。

同大会は7月の「青少年の非行問題に取り組む全国強調月間」、「社会を明るくする運動強調月間」にあわせて毎年、三条市中央公民館で開いていたが、今回は水谷修さんを講師に迎えることから、席数が公民館の約3倍の県央地域地場産業振興センターで初めて開いたが、予想通りの大入りとなった。