17日、男子茶遊会が初めてパルム2を会場に今井邸修復チャリティー市民呈茶席(2006.9.14)

これまで三条市丸井今井邸を会場に市民呈茶席を開いていた男子茶遊会（山本和俊会長・10人）は、丸井今井邸が先の火災で被害を受けて使えないため、初めて三条市・パルム2に会場を移して17日午前10時から午後3時まで「今井邸修復チャリティー市民呈茶席」を開く。

男子茶遊会の今井邸修復チャリティー第25回市民呈茶席のポスター

男子茶遊会は、三条市内を中心に茶道をたしなむ男性だけの会。だれでも気軽に茶を楽しめる場をと平成12年9月から年4回、市民呈茶席を開いている。当初は三条市本町1、堤清六邸を改築した倉龍庵を会場にしていたが、平成14年3月から丸井今井邸に移した。

8月22日の火事で丸井今井邸は類焼し、使えなくなった。しかし、すでに次回の開催日を案内していたことからも、中止せずに近くのパルム2の催事場を借りて開くことにした。

あわせて、丸井今井邸修復の一助になればと「今井邸修復チャリティー」として茶券売上げすべてと、当日会場に設置する募金箱への善意を丸井今井邸の活動資金として寄付することにした。

毎回、趣向を変えて男の点前を披露しており、今回は、一風変わった「秋の夜」の趣向。いすに腰掛けての立礼式（りゅうれいしき）で行うので、正座が苦手な人でも楽しめる。茶席券の販売は当日券のだけで500円。菓子が無くなったら午後3時前でも終わる。

同会では「若い人や買い物ついでの人も、ぜひ気軽によってほしい」と話しており、大勢の来場を呼びかけている。

また、三条市では、丸井今井邸の修復費は火災保険の対応でまかなうことにしており、15日に本体工事の入札を行う。市は年内に工事を完了、新年にも利用を再開したい考えだ。