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7・13水害仮設住宅の高齢者宅の声掛けを続けた「げんき訪問隊」に三条市が感謝状(2006.10.10)

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7・13水害の仮設住宅に入居する高齢者宅の訪問、声掛けを2年近く続けてた市民ボランティア「げんき訪問隊」(38人)に三条市は10日、感謝状を贈ってその地道で根気強い活動の功績をたたえた。

手前の左から「げんき訪問隊」の水野さん、田中さん、関根さん、高橋市長

手前の左から「げんき訪問隊」の水野さん、田中さん、関根さん、高橋市長

「げんき訪問隊」は、一昨年の7・13水害で仮設住宅が建設されたあと三条市健康推進員協議会(長谷川和代会長・345人)の中で声が上がり、阪神淡路大震災で仮設住宅入居者の孤独死などが問題になったことなどから、三条市の仮設住宅に入居した高齢者に声掛けしようと発足。当時の推進員38人で活動を始めた。

平成16年11月から訪問先の高齢者すべてが退去した18年8月中旬まで、仮設住宅に入居する高齢者世帯や日中は高齢者だけになる世帯を週1回、訪問。入居者の安否確認や精神的な支えになろうと活動した。

高齢者世帯は新たな住居の確保が難しいために退去が遅れ、訪問件数は入れ替わりもあったが活動当初の77世帯から18年3月でも66世帯あり、2年近くで延べ2,181世帯を訪問した。

この日は午後1時半に「げんき訪問隊」から田中悦子さん(64)=三条市塚野目6=、関根道子さん(57)=同西本成寺1=、水野裕子さん(58)=同仲ノ町=の3人が市役所を訪れ、高橋一夫三条市長は「本当に皆さんのおかげで、ありがとうございました」と頭を下げて感謝状を手渡した。

感謝状を受け取った田中さんは「かえってわたしたちの方が教えられた」と恐縮。関根さんは「皆さんつらい思いをなさったけれど、喜んでいただければわたしたちも幸いです」、水野さんは「水害は本当に大変でしたが、あのときからボランティアという気持ちが生まれた」と活動を振り返った。

17日で辞職する高橋市長は、自身が市長として最後に贈る感謝状と言い、「ボランティアは特殊な人々ではなく、市民一人ひとりが日常で困っている人を助けることが当たり前のような町になればすばらしい」と話していた。