三条市大島公民館で地区文化祭、3日間の会期で27日は夜の文化祭も(2006.10.27)

三条市大島公民館（石田守男館長）では、27日から29日まで同公民館で大島地区文化祭を開いている。会期をこれまでの2日間から初めて3日間に延長、初日27日は初めて夜も開き、地域住民を呼び込んでいる。

27日夜の大島公民館の大島地区文化祭

文化祭は公民館主催の教養講座、文化講座の受講者の年に一度の発表の場。菊花が香る会場には、写真や書道、手芸、水墨画、フラワーアレンジメントなどを展示している。

「おおじま懐かしの写真展」の会場

一昨年から行って好評なのが「おおじま懐かしの写真展」。住民から寄せられた昭和30年代に大島地区で撮影された懐かしい写真を拡大プリントして展示するもので、ことしも婦人会の記念写真や農機の前身のウシ、ワラを円形に積み上げたワラニオなどを撮った大半がモノクロの50点が並び、それらを収録した冊子も無料で配布している。

「おおじま懐かしの写真展」の展示作品を収録した冊子

さらには来場者も作品を鑑賞するだけでなく参加できるようにと、試食コーナー、らて引き換えコーナー、パソコンコーナー、なつかしのおもちゃコーナーも設けている。

それもこれも、住民から公民館へ、文化祭へ足を運んでほしいという思いから。その極め付きが3日間への会期延長であり、夜の文化祭。初日27日だけは午後9時まで開き、夜でなければ時間がない人、週末は行楽に出掛ける人からも来場してもらおうと配慮した。

暗闇のなかで、公民館からもれる電灯の明かり。多くはないものの来場者に切れ目はなく、見学が終わると茶飲み話に花を咲かせ、「夜もいいもんだね～」、「意外に昼間は時間がなくて」と身近な芸術、文化活動にふれていた。

夜の文化祭で窓から明かりがこぼれる大島公民館

28日は午前9時から午後5時まで、29日は午後3時まで開く。入場無料。問い合わせは同公民館（電話：0256-33-0097）へ。