5日、三条市丸井今井邸が約半年ぶりに使用再開 (2007.1.5)

三条市丸井今井邸の使用が再開された5日、丸井今井邸を管理運営する丸井今井邸保存会（加藤昇会長）は、国定勇人三条市長らを丸井今井邸に招いて復元された建物を披露し、約半年ぶりの使用再開を祝った。

使用が再開された三条市丸井今井邸を案内する加藤丸井今井邸保存会会長(いちばん左)

午後1時に国定市長、村上幸一市議会議長、松永悦男教育長らが今井邸を訪れ、加藤会長をはじめ保存会役員の案内で復旧工事前と復元した内容を説明したあと、三条市宗へん流同好会（小林宗和代表）が茶でもてなした。

茶をふるまう三条市宗へん流同好会

加藤会長は、昨年6月に火災で類焼した丸井今井邸を市が復元してくれたことに感謝し、「生まれ変わった丸井今井邸で、三条の文化を引き継いでいきたい」と新たな決意を示し、「これからも支援をよろしくお願いいたします」と頭を下げた。

国定市長は、大勢の支援を受けて復旧した今井邸は「市民に支えられている三条市の誇るべき遺産」と言い、「リニューアルした今井邸にぜひとも来ていただき、すばらしさを知っていただきたい」と、大勢の人たちから足を運んでほしいと期待した。

感謝の言葉を述べる加藤会長(中央)

丸井今井邸では、翌6日はこれまで会場を移して開いていた「子どもビーズ教室」、7日には、この日、茶をふるまった三条市宗へん流同好会主催の今井邸修復完成「祝賀茶会」が開かれる。

祝賀茶会の前売り券はすでに350枚を販売しており、関係者は修復後の今井邸に足を運びたいと思っている人が多いようだと話していた。