19日、三条市内全域に税還付装う振り込め詐欺電話 (2007.1.19)

19日午前中から三条市内の事業所に、三条市職員を名乗って税の還付があるのでATMへ行って操作するよう求める不審な電話が相次いでおり、三条市では税の還付でATMの操作を求めることはなく、税還付を装った詐欺電話とみて市民に注意を呼びかけている。

三条市には19日午前中だけで10件の問い合わせがあった。内容に多少の違いはあるが、電話の相手は課税課の木村や江口、吉沢などと名乗り、市民税や源泉税の還付を4月ころに通知したが返事がなかったので電話したと説明する。

21日までに手続きが終わらないと困るので、すぐに銀行に行き、着いたら電話するように携帯電話番号やフリーダイヤルの電話番号を知らせるという。三条税務署や三条署にも同様の問い合わせが寄せられている。

先日、十日町市でも同様の振り込め詐欺事件があり、市では「還付に際してATMで操作をお願いすることは絶対にない」とし、ホームページにこの情報を掲載し、市民に注意を呼びかけるとともに、おかしいと思ったら市役所か税務署に連絡してほしいと求めている。

もっとも振り込み後に連絡などがとりにくいように週末、それもATMが利用できる時間内をねらった可能性が高く、この日の午前中だけでいったん詐欺電話は収まると思われるが、今後も注意が必要だ。三条市への問い合わせは税務課市民税係（電話：0256-34-5511、内線204・462）へ。