三条市立上林小学校前の横断歩道に設置された押しボタン式信号機の点灯式 (2007.2.16)

三条市立上林小学校（吉田勇市校長・児童197人）前に押しボタン式信号機が設置され、三条署は16日午前8時から同校で点灯式を行い、児童の登下校の安全を守る信号機の稼働を地元とともに祝った。

16日、押しボタン式信号機の点灯式が行われた三条市立上林小学校前でさっそく横断歩道を渡る練習をする児童

上林小学校は信濃川右岸堤防下の道路に面しており、堤防道路の県道新潟・小須戸・三条線の迂回（うかい）路ともなって年々、交通量が増えている。正門前には横断歩道があるものの、道路横断中の事故が心配され、以前から地域やPTAは信号機の設置を要望していたが、ようやく実現した。

押しボタン式信号機のボタンを押す5年生和田さん

点灯式は体育館で行い、全校児童のほかに地域の人も参加。吉田校長はあいさつで、学区内でほぼ初めての信号機設置、長年の地域の要望の実現に「歴史に残る記念すべき日」と祝福。三条曙交通課長は、児童の多くが初めて押しボタン式信号機を使うため、使い方と交通安全について話し、2年生代表2人は「信号機ができてとてもうれしいです。気をつけて渡ります」と誓いの言葉を述べた。

そのあと正門前に移動して5年生代表の和田望里さんが押しボタンを押して信号機を点灯し、みんなで拍手して祝った。

タッチ式の押しボタン

押しボタン式信号機とはいえ、ボタンを押すというより赤いパネルにふれるだけのタッチセンサー式。さっそく1年生が信号機に従って横断を練習し、信号が青に変わるのを確認して手を上げて道路を横断。「ちゃんと渡れた～」とはしゃいでいた。