5月下旬並みに気温が上がった前日から一転、6日は寒波襲来、真冬に逆戻りで雪も降る (2007.3.6)

啓蟄（けいちつ）だった6日の三条市は、フェーン現象で5月並みの21.8度まで気温が上がった前日5日から一転、明け方を過ぎても気温は下がり続け、雨は夕方から雪に変わり、冷たい雨が夕方には雪に変わり、真冬に逆戻りした。

6日午後5時13分の三条市上須頃地内、激しく降るぼたん雪

三条市消防本部の午後5時までの毎正時の観測では、最高気温は午前2時の8.1度で、日中は5度前後で、雪の降り始めた午後3時ころから気温がぐっと下がって午後4時には1.0度まで下がった。

雪の花が咲いた西裏館地内の国道289号の街路樹

降雪は午後3時から記録し、5時までの1時間に2センチ、積雪は1センチを記録した。降雪は2月16日以来、積雪は2月2日の2センチ以来の観測だった。

一時はボサボサと大きなぼたん雪が激しく降って数十メートル先の信号機が白くかすむほど。交通量の多い三条市西裏館地内の国道289号の路面が真っ白になることもあり、街路樹には湿った雪がくっついて雪の花が咲いた。

啓蟄は冬の間、地中にいた虫が地上へはい出すころとされるが、前日のバカ陽気でうっかり地上に頭を出した虫も、6日の寒波には慌てて土の中に引っ込んだことだろう。