社会福祉法人燕更生福祉会の3つめの特養ホーム「さわたりの郷」が竣工、4月1日開園 (2007.3.26)

社会福祉法人燕更生福祉会（本部燕市・岡田健一理事長）は25日、燕市佐渡地内に設置する同法人で初めての全室個室のユニットケア型施設の特別養護老人ホーム「さわたりの郷」の竣工式を行い、4月1日の開園を前に完成を祝った。

25日行われた社会福祉法人燕更生福祉会の特別養護老人ホーム「さわたりの郷」竣工式

福祉施設を運営する燕更生福祉会が、燕市内に設置する「つばめ福寿園」、「白ふじの里」に次ぐ3つ目の特別養護老人ホーム。「つばめ福寿園」の隣り、約6,400平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート一部3階建てを建設した。

「さわたりの郷」の外観

1階は10の個室で1つのユニットとなるユニットが4ユニット、2階は10個室4ユニットと8個室1ユニットの計5ユニットの構成。各ユニットを中庭を囲むように配置し、大きな窓から自然光がたっぷりと差し込んで室内は明るい。


1ユニットにひとつずつ設けた共有スペース	窓が大きく明るい個室

施設であること忘れさせるような浴室入り口ののれん	奥座敷「大黒」

個室の名称は「さわたり1丁目○番地○号」と住居表示のように。1、2階とも建物の中央に燕市にちなんだ「鎚起（ついき）」、「萬燈（まんどう）」の名称の交流ラウンジを設けた。

個室は定員64人で、短期入所生活介護センター（定員24人）と指定居宅介護支援サービスセンターを併設。総事業費は1,510,137,753円。

式辞を述べる社会福祉法人燕更生福祉会の岡田理事長

竣工式は午前10時から交流ラウンジで行い、100人余りが出席した。岡田理事長は式辞で、平成14年の建設計画承認から5年かけての完成に関係者らに感謝し、「施設を利用される皆さんが人として尊厳をもちながら、その人らしい生活を送ることができるよう、職員教育のいっそうの充実を図り、燕更生福祉会の多くの福祉サービスと連携し、地域の皆さまに安全かつ安心なサービスをお届けします」と約束した。

30、31の2日間、「さわたりの郷」の内覧会を開き、4月1日に開園する。また、同法人の本部機能強化のため法人本部を移転するのにあわせ、4月1日に名称を「社会福祉法人　つばめ福祉会」と変更する。