三条市の山手、大崎浄水場や総合運動公園でソメイヨシノが満開 (2007.4.20)

19日は数日ぶりに青空が広がり、三条市のサクラは市街地では落花盛んになったが、山手の月岡の総合運動公園や大崎浄水場などは満開。週末は花見にはうってつけで、あとは好天を願うばかりだ。

三条市大崎浄水場の水道山斜面で満開になったソメイヨシノ

三条市内のサクラの名所、三条市大崎浄水場では600本近くあるソメイヨシノが満開で、濃いピンク色のしだれ桜は五分咲きから八分咲き。ただ、ことしは花のつきが悪く、見事な花を咲かせた昨年に比べると、花がすかすかの木も目立つ。

水道山に登ると花のすき間から守門岳の稜線（りょうせん）が拝める

三条市総合運動公園の街路樹のサクラも満開

夕日に花を透かすソメイヨシノ

おかげでサクラの花の間から、残雪に覆われたままの白い守門岳を拝むことができる。青空にくっきりと稜線（りょうせん）を描き、富士山のすそ野のようにも見え、サクラとの取り合わせは、まさに日本の春景色。五十嵐川をはさんで対岸の道心坂には、オオヤマザクラの濃いピンク色が鮮やかだ。

サクラの花は少ないといっても巨木の迫力は十分。整備された場内は手入れの行き届いた下草の緑が美しく、ミズバショウやスミレを見つけることもでき、春の息吹にあふれている。

今の時期は花を目当てに施設見学に大勢の来場がある。日曜の15日は366人、花見日和だった19日は、近くの保育園児100人近くを含む150人余りが訪れた。

また、道心坂のソメイヨシノは、ことしはほとんど花芽がなく、散ってしまったかのよう。近くの三条市総合運動公園の通り沿いに植えられた100本のソメイヨシノは今まさに満開。道心坂などとは対照的に枝が見えないほど花を開いている。