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金属研磨の技術者を養成する燕市の磨き屋一番館に7人の研修生が入校 (2007.5.7)

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燕市は金属研磨業の後継者育成と新規開業促進のために設置した人材育成施設「磨き屋一番館」=燕市小池=で、7日午前10時から初めての技能研修生入校式を行い、3年間のカリキュラムで実際の仕事をしながら技術を学ぶ7人に受講許可証を手渡した。

7日行われた燕市・磨き屋一番館の入校式で小林燕市長から受講許可証を受け取る研修生

7日行われた燕市・磨き屋一番館の入校式で小林燕市長から受講許可証を受け取る研修生

研修生は22歳から35歳の男性6人と女性1人。うち燕市生まれは2人で神奈川や茨城から研修のために燕市に引っ越した人もあり、入校式にはそろいの紺の作業服のユニホームを着て出席した。

小林清市長は、研修生一人ひとりに「頑張ってください」と受講許可証を手渡し、「志を高くもって、次の産業界のリーダーを目指してほしい」と激励した。

3年間のカリキュラムのスタートに意気込む研修生

3年間のカリキュラムのスタートに意気込む研修生

来賓の小柳孝礼燕商工会議所副会頭はあいさつで「燕は職人の町。手取り足取りは教えてくれない。自分で見て質問して習得し、くらいついてやっていただきたい」、指導者でもある田中三男燕研磨工業組合理事長は「皆さんと一緒に汗を流す所存」とそれぞれあいさつした。

磨き屋一番館は4月25日に竣工。技能研修はその柱となる事業で、後継者や就職、開業を目指す研修生を支援し、燕研磨工業協同組合組合員の県央マイスター3人が中心となって3年間、指導し、研磨技術を習得してもらう。

研修中は、市が最低賃金の1時間648円で給与を支払うかたちで月12万程度の奨励金を支給するほか、磨き屋一番館を運営する同協同組合の仕事を請け負い、その出来高でも給与を支払う。

研修生で唯一の女性、阿部順子さん(31)は、県外で証券会社に勤務していたが結婚を機に新潟に移り住んだ。夫の転勤で昨年、燕市に引っ越して磨き屋一番館の研修事業を知り、「形に残る仕事がしたい」と応募。「汚れたり、危ないこともあったり、大変とは思うが頑張りたい」と意気込んでいた。